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3月18日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株急反落、新型コロナ懸念根強く-原油18年ぶり安値

  18日の米株式相場は急反落、ダウ平均は2万ドル割れとなった。一方、ブルームバーグのドル指数は過去最高水準に上昇。新型コロナウイルスの経済的影響に対応するには、政府や中央銀行が打ち出した大規模政策でも追いつかないとの見方が広がった。原油先物は大幅下落し、18年ぶりの安値。

  • 米国株は急反落、一時取引停止に
  • 米国債は下落、10年債利回り1.19%
  • ドル全面高、対円108円付近
  • NY原油先物、18年ぶり安値-サウジの姿勢嫌気
  • NY金先物は反落-換金売りとドル高で

  

  S&P500種株価指数は一時9.8%安となりサーキットブレーカーが発動されたが、取引再開後は終盤にかけて下げ幅を縮小した。ダウ工業株30種平均は一時1万9000ドルを割り込み、トランプ大統領就任以降の上昇分をすべて消す場面もあった。投資家は新型コロナの影響を軽減するよう政府にさらなる支出を求めている。

  S&P500種が前日比5.2%安の2398.10。ダウ平均は1338.46ドル(6.3%)安の19898.92ドル。ナスダック総合指数は4.7%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米国債市場では10年債利回りが11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.19%。

  引け後には、米上院が新型コロナ対策法案を可決したほか、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は支援の一環として、政府が企業の株式を取得する可能性もあると述べた。

  米国債は下落。新型コロナ対策による財政支出に伴う国債増発に投資家は身構えている。

  ドル指数は7営業日続伸。一方、ポンドは対ドルで1985年以来の安値水準となった。英政府の新型コロナに対する政策対応は不十分との見方が背景。ドル資金調達市場では緊張が続いているものの、ここ数日の極端な水準からは改善している。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は1.6%高。ドルは主要10通貨に対して全面高。対円では0.4%高の1ドル=108円08銭。

  ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのマルチアセット責任者、ポール・オコナー氏は「リスク選好の持続的回復に向けて欠けている根本的な要素は、世界的に新型コロナの感染ペースがピークに近づきつつあるとの一定の確証だ」と指摘。「明らかに、その段階には至っていない」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は18年ぶりの安値。需要が大幅に減少する中、サウジアラビアが「向こう数カ月にわたって」過去最高の生産水準を維持すると表明したことで、ロシアとの価格戦争激化が意識された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は24%安の1バレル=20.37ドルで終了。2002年2月以来の安値となった。ロンドンICEの北海ブレント5月限は13%安の24.88ドルとなった。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米株安に追随して下げる展開となった。他市場で被った損失をカバーするための換金売りが、この日も見られた。ドル高も金の魅力を損ねている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は3.1%安の1オンス=1477.90ドルで終了した。

原題:Stocks Fall With Bonds With Stimulus Uncertain: Markets Wrap(抜粋)Haven Bid, Low Liquidity Push BBDXY to Record High: Inside G-10(抜粋)Gold Volatility Surges to Most Since 2008 on Global Market Spasm(抜粋)Oil’s 24% Plunge in a Day Signals No End in Sight for Meltdown(抜粋)

◎欧州市況:イタリア債は小幅安、ドイツ債に売り-欧州株は下落

  18日の欧州金融市場では変動の大きかったイタリア債が小幅安で取引を終えた。欧州連合(EU)が債券利回りを抑制させるために救済基金の稼働を検討しているとの関係者の話が手掛かりとなった。この日の欧州株は下落。前日の上げは続かなかった。

  イタリア債は一時急落、10年債利回りが3%付近に上昇した。イタリア紙スタンパが政府は全国的な封鎖を4月3日以降も継続する可能性があると伝えたことが手掛かりだった。その後、当局者の情報としてイタリア銀行(中央銀行)による市場介入が明らかになると、イタリア債は下げ幅を縮小。救済基金計画を手掛かりに上昇する場面もあった。

  ドイツ債は下落。新型コロナの影響を抑えるため、ユーロ共同債発行の可能性について同国が排除しない考えを示した。

  英国債はベアスティープ化。英政府は新型コロナに対し、総額3500億ポンドの大型対策を発表した。英10年債利回りは一時25bp上昇して0.80%と、1月10日以来の高水準となった。

  ドイツ10年債利回りは20bp上昇してマイナス0.23%、フランス10年債利回りは12bp上昇して0.34%、イタリア10年債利回りは3bp上昇して2.39%。

  欧州株はストックス欧州600指数が3.9%安で終えた。アジア株や米株の下落に連れ安した格好。午後に入り救済基金を巡る関係者の話が明らかになると、銀行株は下げ幅を縮小した。

  バークレイズのストラテジストらは、不透明感は「ピーク水準付近にある公算が大きい」としながらも、感染拡大への懸念が支配的なことから様子見に徹するよう勧めた。

  この日も旅行・レジャー関連株が大きく下落した。一方、マークス・アンド・スペンサー・グループやJセインズベリーなどのスーパーマーケットは値上がりした。

原題:Italy Bonds Trim Most Losses on Bailout Plan: End-of-Day Curves(抜粋)

(米国市況を更新します)
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