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EU、ユーロ共同債発行を検討-新型コロナ懸念でドイツが姿勢軟化

  • コンテ伊首相が臨時首脳会議で提案、可能性除外しないとメルケル氏
  • 経済への極めて深刻な影響を考慮する必要がある-メルケル氏

ドイツのメルケル首相は17日、欧州連合(EU)首脳の臨時テレビ会議で、新型コロナウイルスの影響を抑えるため、ユーロ共同債発行の可能性を除外しない考えを示した。これまで強硬に反対してきたドイツが姿勢を軟化させたことが、事態の深刻さを浮き彫りにしている。

  メルケル首相はベルリンでの記者会見で、「経済への極めて深刻な影響を考慮する必要があることを明確にした」と説明した。

  事情に詳しい関係者1人によれば、この日のテレビ会議で共同債発行のアイデアを持ち出したのはイタリアのコンテ首相だった。メルケル首相は「今後の財務相協議に期待している。ドイツが参加できるようショルツ財務相に伝える」と述べた。

  ユーロ共同債は、金融危機が本格化した2008年以降もドイツにとってタブーであり続けた。その議論にメルケル首相が加わる用意があるという事実は、欧州首脳がリセッション(景気後退)と相対的にぜい弱な加盟国の混乱をいかに懸念しているかを示している。

  コンテ首相は、EU政府は危機対応で「必要なあらゆる措置」を講じなくてはならないとあらためて主張。協調対応の遅れは致命的かつ無責任な結果につながると付け加えた。

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原題:
Europe Mulls Joint Debt Sales, as Virus Dulls German Resistance(抜粋)

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