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【新型コロナ】世界の警戒レベル最高に、イタリア死者数が中国超え

更新日時
  • 中国の大半は低リスク、平時に戻るべきだ-李首相
  • 英中銀が再び緊急措置、ロンドン「封鎖」の噂は否定
Pedestrians pass the Duomo cathedral in Milan, Italy, on Thursday, March 12, 2020.

Pedestrians pass the Duomo cathedral in Milan, Italy, on Thursday, March 12, 2020.

Photographer: Alberto Bernasconi/Bloomberg
Pedestrians pass the Duomo cathedral in Milan, Italy, on Thursday, March 12, 2020.
Photographer: Alberto Bernasconi/Bloomberg

米国務省は世界全域を対象に渡航警戒レベルを、最も危険の高い「レベル4」に引き上げた。トランプ政権が新型コロナウイルス対策を強化する中、米国民に国外への渡航中止を求める前例のない対応となる。レベル4は通常、イエメンやソマリアなど戦争状態にある国が対象となる。

  新型コロナによるイタリアの死者数が3405人に上り、中国の数を上回った。欧州がいまや感染の中心地となっていることを浮き彫りにした。

  イタリア国家市民保護局の19日発表によると、感染者数は4万1035人で、これには回復した4440人も含まれる。死者数は前日比427人増と、18日の475人増からやや減速した。

  ブルームバーグ・ニュースの集計データによると、日本時間20日午前3時52分時点で世界全体の感染者数は22万9000人。死者数は6422人。

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  中国の大半はいまや低リスクと考えられ、通常の勤務や生活に戻るべきだと、李克強首相が新型コロナに関する政府会合で語った。政府ウェブサイトに掲載された発表文によると、李首相は業務再開を加速させるための取り組みが今後行われるとし、低リスク地域の人やモノの流れを妨げている障害は全て取り払われるべきだと主張。低リスク地域の人々を隔離する必要性は全くないとも語った。

  世界の各国政府がその封じ込めと企業支援、市場沈静化に向け打ち出した財政支出の規模は総額1兆9000億ドル(約207兆円)余りに達している。これには18日にトランプ米大統領が署名し成立した同国の新型コロナ対策法やカナダ、東欧の国々、トルコが拡充した刺激策も含まれる。

  欧州中央銀行(ECB)が18日に7500億ユーロ(約89兆円)相当の新たな資産購入プログラムの導入を発表したのに続き、イングランド銀行(英中央銀行)は19日、金利を過去最低の0.1%に引き下げ、量的緩和(QE)プログラムを拡大した。

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  英国ではロンドン封鎖が検討されているとの報道が一部であったが、スラック首相報道官は「ロンドン市への出入りを制限する見通しはゼロだ。ロンドンの交通網を閉鎖する計画もない」とこれを否定した。

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