, コンテンツにスキップする
Subscriber Only

S&P、ソフトバンクGの格付け見通しネガティブに-自社株買い裏目

更新日時
  • 財務健全性と格付け重視の財務運営を継続する意志に疑問
  • 格付けは投機的水準最上位の「BBプラス」を据え置き

格付け会社のS&Pグローバル・レーティングは17日、ソフトバンクグループの長期発行体格付けのアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。格付けは投機的水準の最上位である「BBプラス」を据え置いた。

  S&Pは見直し理由を新型コロナウイルスの影響で世界的に株価が急落する中で大型自社株買いを発表し、「財務の健全性と格付けを重視した財務運営を継続する意志に対し疑問が生じている」と説明。投資資産価値が今後大きく低下した場合、「格付けに見合う財務健全性が維持できなくなる可能性がある」とも指摘した。

  一方、現時点で「BBプラス」の格付け自体を据え置いたことについては、今後2年間の社債償還に備え十分な手元現預金を維持しているほか、今回の自社株買いが財務に与える悪影響を新規投資の抑制や資産売却などによって吸収できる可能性がある点を挙げた。

  投資資産価値は13日時点で約26兆円と昨年12月末時点の約28兆円から減少したと試算。投資資産価値に対する借入金比率(LTV)も28-29%程度と昨年末の約26%から悪化したとみている。比率が40%に接近した場合は、格下げを検討する。

  ソフトバンクGは13日、発行済み株式総数の7%に当たる5000億円を上限に自社株買いを行うと発表した。同社広報室の湯浅謙一氏は、金額規模は手元の流動性と財務の安定性を考慮に入れたとしていた。

関連記事:ムーディーズ、ソフトバンクGの新ローンは信用評価上「ネガティブ」

SoftBank Falls Most in Three Years, Erasing Gains Since Elliott

ソフトバンクグループの孫社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE