コンテンツにスキップする
Subscriber Only

大成功のクオンツ戦略、流動性低下と高ボラティリティー環境で好成績

1営業日内の売買動向に追随する株式取引戦略が脚光を浴びている。

  ドイツ銀行の日中トレンド追跡指数が週間ベースで過去最高となる10%近い上昇を記録した。流動性低下とボラティリティー上昇の環境でも好成績となった数少ないシステマティック取引の1つだ。

  ルールに基づき取引するこの戦略は市場の波乱時に好成績を残す傾向があり、最近のパフォーマンスは2011年のユーロ圏債務危機や08年の世界金融危機時を上回った。

  指数連動投信の集団的行動や遅い時間帯に浮上した米財政政策観測も恩恵をもたらしたが、いずれにせよ、取引終了近くの大きな動きはモメンタム取引の成績を押し上げる。

Intraday trend following tends to do well during crises

  ソシエテ・ジェネラルのクロスアセット・クオンツ調査責任者、サンドリン・ウンガリ氏は、「市場が最新ニュースを織り込もうとし、市場参加者が株式ポジションを解消しようとする際、流動性確保は困難になる。株式を買おうとする投資家が少なくなれば、値下がりし、トレンドが生まれる」と話した。

  センチメント主導の市場では、午前の取引で下げるとその後に一段の売りが誘発される公算が大きい。取引終了が近づくとオプションデスクは売りを増やしてポジションをヘッジする必要があり、上場投資信託(ETF)は終値に追随する必要がある。先物の流動性悪化の中で動きは増幅され、その時間帯の取引がより有利になると、ウンガリ氏が説明した。

relates to 大成功のクオンツ戦略、流動性低下と高ボラティリティー環境で好成績

ソース:ソシエテジェネラル

原題:
A Quant Trade Hits Records Riding Falling S&P Futures Liquidity(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE