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世界各地で航空会社が運航大幅削減、新型コロナで生き残りに必死

更新日時
  • IAG、エールフランス・KLM、ライアンエアーなど75~90%削減
  • アメリカン、大半の国際線長距離便運航停止-パリはターミナル閉鎖

世界の航空会社が運航便を大幅に縮小する。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を乗り切ろうと資金繰りの維持に必死で、世界的な往来は寸断され、数十万人もの雇用が脅かされている。

  需要後退と政府の渡航制限措置を受け、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は4月と5月の輸送能力を少なくとも75%削減する。同社と提携するアメリカン航空グループも国際線長距離便を同程度減らす。

  アイルランドの格安航空会社ライアンエアーは80%、仏蘭系エールフランス・KLMグループは90%運航を減らすとそれぞれ発表し、さらに踏み込む。ライアンは全ての運航を取りやめる可能性もあると明らかにした。パリの2大空港はターミナル閉鎖を計画。ドイツの旅行大手TUIは大半のパッケージツアーやクルーズ船旅行、ホテル業務を停止する。

  アメリカンと並ぶ米航空大手のデルタ航空とユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスも運航便を追加削減。オーストラリアでは政府が海外から到着した全員に対する隔離を義務付けたことを受け、カンタス航空が第4次の輸送能力削減計画を発表した。

  BAのほかスペインやアイルランドの航空会社も保有するIAGは、雇用を凍結し、今月の予定だったウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)の退任を当面遅らせる。エールフランス・KLMは株主であるフランス、オランダ両政府と納税の延期など支援について協議。ベン・スミスCEOは25%の給与削減を受け入れる。同CEOは「これがいつ終わるか、分からない」と従業員に対して動画で説明した。

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原題:
Airlines Slash Flights Across Globe as Demand Disintegrates (2)(抜粋)

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