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トランプ米大統領、国家非常事態を宣言-新型コロナ流行に対応

更新日時
  • 州や自治体の新型コロナ対策支援に追加で資金を拠出すること可能に
  • 影響は一段と深刻化しかねない、今後8週間が重要だ-大統領

トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルスの流行を巡り国家非常事態を宣言した。

  トランプ氏はホワイトハウスで記者会見し、学生ローンの利息免除や石油の大規模購入などの対策を明らかにするとともに、アザー厚生長官に対し、規制・法律の面で柔軟な対応がとれるよう新たな権限を付与したとも説明した。

  大統領の口調は重苦しく、新型コロナの影響は「一段と深刻化しかねない」と警告し、「今後8週間が重要だ」との見方を示した。

President Trump Holds News Conference In The Rose Garden Of White House

ホワイトハウスで記者会見するトランプ大統領(3月13日)

  国家非常事態宣言により、連邦政府は州や自治体当局の新型コロナ対策を支援するために追加で資金を拠出することが可能になる。宣言はトランプ大統領にとっての転換点をも意味する。大統領はこれまで新型コロナについて、季節性インフルエンザとの比較を繰り返し、政権は事態をコントロールできていると主張していた。

  一方でトランプ大統領は、自身と近い場所にいた少なくとも1人の人物が検査で陽性となったにもかかわらず、何ら症状はないとして、自主的に隔離対応をとる予定はないとしている。ただ、「かなり近いうちに」恐らくウイルス検査を受けると語った。

  検査キット供給を巡る政府の対応を巡る批判の広がりに対しては、民間部門との新たな連携を発表。「必要な人すべてが検査を受けられるように確実にしたい」と述べた。

  トランプ氏は、非常事態宣言によりウイルス対応として最大500億ドル(約5兆4000億円)の利用が可能になると述べた。

  また、連邦政府機関が保有する全ての学生ローンについて、別途指示があるまで利息を免除するとした。ブルイエット米エネルギー長官に対し、戦略的備蓄向けに「石油を大規模」購入するよう指示したことも明らかにした。「石油価格が大きく下落しているため、われわれは備蓄を増やす」と説明した。  

原題:Trump Waives Student-Loan Interest, Stockpiles Oil in Virus Plan(抜粋)

(トランプ大統領の発言を追加し更新します)
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