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Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

歴史的急落でS&P500の強気相場終了-さらに売り継続との見方

更新日時
  • 2月に付けた過去最高値からの下落率、27%に
  • 米欧の政策対応、投資家の期待に応えるには不十分
People stand in Times Square in New York, U.S., on Thursday, March 12, 2020. New York, the financial and cultural capital of the U.S., folded in on itself Thursday amid the coronavirus pandemic.
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

12日の米株式市場でS&P500種株価指数の過去最長の強気相場が終了した。指数は過去30年余りで最大の下落率を記録し、強気相場が始まった2009年から続いているトレンドラインを下抜けした。

  S&P500種は9.5%下落し、一時売買を停止するサーキットブレーカーが発動された。同措置の発動は今週2回目となる。2月19日に付けた過去最高値からの下落率は27%となり、11年前に始まった強気相場に終止符が打たれた。指数は2480で取引を終え、支持水準である200週移動平均の2640を下回った。

  12日は世界的に株式相場が大きく値下がり。新型コロナウイルス感染拡大に対する米欧の政策対応は投資家の期待に応えるには不十分で、動揺が広がった。米連邦準備制度は国債購入対象の拡大を発表したものの、株安の流れを食い止めることができなかった。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「こうした状況では、ファンダメンタルズに基づく取引とはなっていない」と指摘。「幾つかのネガティブな数字を下抜けしたことは間違いなく、株式市場ではさらに売りが続きそうだ」と述べた。

S&P 500 posts worst one-day decline since 1987

  

  ミラー・タバクのマット・メイリー氏にとって、次に注目すべき水準は2500、その次は2018年遅くに付けた安値の2350だ。

  同氏は18、16、11年の株式市場の調整局面において200週移動平均が重要な支持水準となっていたと指摘。「そのため、相場がその水準にかなり急速に戻らない場合、現在の状況はさらに恐ろしいものになるだろう」と述べた。ただ、短期的な反発が「大幅」となる可能性もあると付け加えた。

S&P breaches 2009 trend line in worst day in more than 30 years

原題:
Historic Crash Breaks Bull Market and Steamrolls Support Levels(抜粋)

(5段落目以降に市場関係者のコメントを追加して更新します)
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