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債券は下落、債券で益出し売りとの見方-20年入札無難で買い場面も

更新日時

債券相場は下落。新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の先行き懸念から株価が大幅に下げる中、債券による益出しの売り圧力が強まったとの指摘が聞かれた。一方、この日実施の20年債入札を無難に通過したことで午後に買いが優勢になる場面があった。

  • 新発10年債利回りは朝方に前日比3.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.04%に上昇。その後は一時横ばいのマイナス0.075%を付けた
  • 新発20年債利回りは4bp高い0.25%まで上昇後、一時0.23%に戻す場面も
  • 長期国債先物6月物の終値は40銭安の154円35銭。154円11銭まで下落した後、20年債入札結果を受けて154円76銭まで上昇したが、再び軟化

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • マーケットが大荒れになる中で、リスク量をコントロールする動きがメインになっている
  • 急速な下落で含み損のある株式ではなく、ある程度収益のある債券の益出し売りが出ている
  • ただ、ある程度ポジションを落としたら、来期を見据えた買いも出てくるだろう
長期国債先物6月物の日中取引推移

20年債入札

  • 最低落札価格は100円90銭、市場予想100円80銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.69倍、前回3.99倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は8銭、前回は2銭
  • パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
    • 入札結果は強く、投資家の買いがあったとみられ、40年など超長期債全体が買い戻されている
  • 備考:過去の20年債入札の結果一覧

背景

  • 東京株式相場は続落し、日経平均株価は一時1000円を超える大幅安
  • トランプ米大統領が11日に行った国民向けの演説で、欧州から米国への渡航制限に言及したことでリスク回避活発化
  • 日本銀行の黒田東彦総裁は12日、安倍晋三首相と会談

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.225%-0.200%-0.065%0.240%0.295%0.315%
前日比+1.0bp+1.5bp+1.0bp+3.0bp横ばい+1.5bp
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