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英国とEUの通商交渉、新型コロナ感染拡大の影響で一段と厳しさ増す

  • 公衆衛生上の懸念で協議が遅延する可能性-ゴーブ内閣府担当相
  • 交渉中断なら時間的にさらに逼迫、ゴーブ氏は期限延長の可能性否定

英国と欧州連合(EU)の将来の関係を巡る交渉の見通しが、新型コロナウイルスで不透明になっている。英国はいかなる交渉期限の延長も拒否しているため、合意成立は危険にさらされている。

  ゴーブ英内閣府担当相は11日、ロンドンで議員団に対し、次回の協議が予定通り実施されるかはいまや分からないと語った。

Parliament Seizes Control Amid Brexit Rift in U.K. PM May's Tories

ゴーブ内閣府担当相

撮影:サイモン・ドーソン/ブルームバーグ

  「本日、(EU本部のある)ベルギーから公衆衛生上の懸念があるかもしれないという示唆があった」とゴーブ氏は明らかにした。

  準備作業に関わっている当局者1人によると、来週予定されている一連の協議が中止となった場合の緊急計画について両者は既に検討している。EU27カ国首脳が10日に新型コロナへの対応を議論した際のように、オンラインによるビデオ会議を利用する案も含まれる。

  英国とEUの交渉期間はそもそも限られており、中断が生じれば時間的にいっそう厳しくなる。ジョンソン英首相は合意の可能性があまりないと判断される場合、6月に交渉を打ち切るとこれまでに警告。ゴーブ氏もこの日、期限延長の可能性はないと表明した。

原題:Coronavirus Outbreak Puts Brexit Negotiations in Jeopardy (1)(抜粋)

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