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ドル・円が急反発、新型コロナへの米経済対策期待で株高-104円半ば

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は大幅に反発。トランプ米大統領が新型コロナウイルスへの経済対策を表明したことでリスク回避の流れが一服し、午後に株価が上昇に転じると取引が薄い中でドル買い・円売りが加速した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時15分現在、前日比2.1%高の1ドル=104円49銭。前日の海外時間に一時101円19銭と2016年10月3日以来の安値を付けたが、急反発に転じて一時2.6%高
  • ユーロ・ドルは0.7%安の1ユーロ=1.1366ドル。前日の海外時間には一時1.1495ドルと昨年1月以来の高値を付けたが、ドル高の流れに
  • 豪ドル・ドルは0.6%安の1豪ドル=0.6551ドル。前日の海外時間には一時0.6313ドルと09年3月以来の安値

ドル・円は約3年半ぶり安値から急反発

市場関係者の見方

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • 米経済対策の表明を受けて株価の回復とともにドル・円も急速に反発している。特に午後に株価がプラスに転じたのが心理的に大きい。目先はトランプ米大統領の記者会見内容を見極める必要
  • 米政府の対策は経済の悪化を和らげるだろうが、感染拡大を止められたわけではない。今後は事態の推移と市場心理の両方をにらみながら、ボラタイルな展開が続くだろう
  • もし再びリスクオフになれば、今度は100円が視野に。一方、市場が冷静さを取り戻し、新型コロナを巡るポジティブな面を見るようになれば、ドル安・円高が始まった107円から108円台前半まで戻す可能性がある

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • ドル・円はトランプ米大統領の発言を受けた米株価・金利の戻りを見ながら反発。FRBの金融緩和は相場にある程度織り込まれていたが、米国の財政がいよいよ動いてくるとの期待からリスク回避の動きがやや緩んでいる
  • ただ、反転を見込んだ買いというより、これまで売ってきた向きの買い戻し。実体経済への打撃が懸念される中では上値は限定的か
  • ドル安・円高がさらに加速する懸念はひとまず後退したが、ボラティリティが高く真空地帯的な水準にあるので油断はできない

背景

  • トランプ米大統領、給与減税と打撃受けた産業救済目指す-新型コロナ対策
  • 中国の習主席、武漢入り-国内の感染拡大抑制に自信か
  • 日銀総裁、必要なら躊躇なく対応-ETF簿価約1万9500円に上昇も
  • 原油先物がアジア時間に一時8.4%高に上昇幅拡大
  • イタリア、移動制限を全土に拡大-新型コロナ感染9000人突破
  • 日経平均株価は前日比168円高で取引を終了。午前の806円安から急反発
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