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エラリアン氏、各国は「何でもやる」の姿勢で急いで政策協調を

  • 今の株安、まだ買いを再開してはならない-テクニカル見極めを
  • 2008年の金融危機との類似性否定、銀行や支払いシステムに不安なし

独アリアンツの主任経済顧問であるモハメド・エラリアン氏は、新型コロナウイルスが景気低迷をさらに深めないよう、世界の政策当局は可能な手段を総動員するだろうと述べた。同時に、現在の国際的な政策協調は過去ほど盤石ではないと懸念を示した。

  ブルームバーグ・オピニオンのコラムニストでもある同氏は「必要ならば何でもやるといったアプローチが中央銀行と政府当局の両方に広がると予想する」と、ブルームバーグラジオで話した。突然の景気失速は「需給の両方を徹底的に損なうため、とりわけ危険だ。これこそ現在、われわれが目の当たりにしている状況だ」と述べた。

  やるべき事の全容が鮮明になるにつれ、政策面で「とてつもない遅れを取り戻さなくてはならない」とエラリアン氏は指摘。銀行や支払い、決済システムについて心配はしていないとして、2008年の金融危機との直接的な類似性は否定した。それよりも気がかりなのは、現時点での世界の経済当局が、過去ほど協調して行動していないことだと述べた。

まだ買ってはいけない

  エラリアン氏は続いてブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、米株式相場が取引開始と同時に急落したことを踏まえ、買いを再開するのはまだ早いと述べた。

  「この下落局面で買ってはいけない。テクニカルをないがしろにしてはならない」とエラリアン氏。「いずれは自(おの)ずと落ち着きを取り戻すが、残念なことだがその前にもっとダメージが加わる。パニックに陥るのも賢明ではない」と警告した。今はじっと様子を見て、つらくてもテクニカル要因が作用するのを待つべきだと述べた。

原題:El-Erian Says World Must Go Fast to ‘Whatever It Takes’ Mode (1)(抜粋)

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