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東京五輪の無観客実施も想定、WHOが競技団体と電話会議-NYT

  • 2時間近かった先週の電話会議に詳しい複数の関係者が情報源
  • SMBC日興、五輪中止の場合のGDPや企業利益への影響を試算

世界保健機関(WHO)は先週、複数の国際競技団体の医療担当者と電話会議を行い、東京五輪を無観客で実施する可能性を含め、最悪のシナリオについて協議したと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が6日報じた。

  2時間近くに及んだ電話会議の内容に詳しい複数の匿名の関係者からの情報として伝えた。同紙によると、WHOの専門家1人は重要課題として選手を含む五輪参加者を対象とするスクリーニングのプロセス構築と、国・地域のリスクプロフィル作成を挙げた。

  WHOのスポークスマン、タリク・ヤシャレビチ氏は「電話会議は非公開」としてコメントを控えたとNYTは報道。同紙はまた、米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)が東京五輪を巡る多数の代替案について選手やスポンサー、他の利害関係者と話し合いを重ねてきたとUSOPC広報担当者が述べたとも伝えた。

  国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は4日、東京五輪の成功に尽力するとあらためて明言。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長も同日夜、IOC理事会に出席後の会見で、バッハ会長らから予定通り7月24日の開催を確信しているとの報告を受けたと述べている

  SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは6日のリポートで、新型コロナウイルス感染拡大が7月まで続き東京五輪が中止となった場合の影響を分析。国内総生産(GDP)は1.4%程度押し下げられると試算し、その場合に上場企業の純利益は最大で24.4%程度減少するとの見方を示した。

原題:
WHO, Sports Groups Discuss Olympics Without Spectators: NYT(抜粋)

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