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【米国株・国債・商品】株は続落、終盤に下げ渋りー原油は10%安

6日の米株式相場は続落。S&P500種株価指数は一時4%下げたが、取引終了にかけての1時間で急速に下げ渋った。新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が腰折れするとの懸念から、同指数は週間でも荒い値動きとなったが、結局は0.6%高で終えた。米国債相場は急伸。

  • 米国株は続落、終盤に下げ渋る
  • 米国債は急伸、10年債利回りは0.78%
  • NY原油は急落、減産協議が決裂で
  • NY金先物は続伸、感染拡大への懸念が長引く

  米国債利回りは過去最低を更新。10年債利回りは一時0.66%まで低下した。

  航空会社は欠航を相次いで発表、全米でイベントが延期されている。財政支出に消極的な一方、一段の行動を求めて金融当局に圧力をかけるトランプ政権の姿勢では景気浮揚には不十分との懸念が強まっている。

S&P 500 posts three down days this week

  S&P500種は前日比1.7%安の2972.37。ダウ工業株30種平均は256.50ドル(1%)安の25864.78ドル。ナスダック総合指数は1.9%下落。ニューヨーク時間午後4時42分現在、米国債市場では10年債利回りが14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.78%。

  TDアメリトレードの取引戦略マネジャー、ショーン・クルーズ氏は電話インタビューで、「感染者が増え続ける限り、市場ではボラティリティーが高まるだろう」と発言。「センチメント悪化や実体経済への影響を巡る不安を弱めようと、協調的な対応が見られる」と述べた。

  今週はウイルス感染の悪影響を緩和するための主要中央銀行と政府による協調対応で株価が上昇する場面もあったが、リスクを回避し安全な資産に資金が向かった。欧州やイランで感染者が増え、世界の感染者数は10万人を突破した。

  2月の雇用統計はほとんど材料視されなかった。雇用者数はほぼ2年ぶりの大幅増。今回の統計は、感染拡大が全米に広まり、世界のサプライチェーンを揺るがし始める前の状況しか反映していない。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続落。2014年11月以来の大幅安となった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とそれ以外の主要産油国で構成するOPECプラスが追加減産で合意できず、協議が決裂したことを嫌気し、売りが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は4.62ドル(10.1%)安の1バレル=41.28ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は4.72ドル(9.4%)安の45.27ドルと、08年以来の大幅安。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。新型コロナウイルス感染拡大に対する長引く懸念を背景に買いが優勢になった。ただ、株式市場で発生した追い証をカバーするための換金売りで下げに転じる場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.3%高の1オンス=1672.40ドルで終了。週間では約4年ぶりの大幅高となった。

原題:Stocks Pare Drop Into Close to End Higher for Week: Markets Wrap(抜粋)

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