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JPモルガンのダイモンCEO、心臓の緊急手術-手術は成功

更新日時
  • 5日朝に「急性大動脈解離」発症、早期発見で一命取り留めた可能性
  • ダイモン氏の療養中はピント、スミス共同社長が代行
ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)

Photographer: Tiffany Hagler-Geard/Bloomberg

米銀最大手JPモルガン・チェースは5日、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が心臓の緊急手術を受けたと発表した。新型コロナウイルス感染拡大で国際金融システムが動揺する中、米銀最大手を率いるダイモン氏は療養のため暫定的にダニエル・ピント、ゴードン・スミス両共同社長に経営を委ねる。

  直接事情を知る関係者1人によると、ダイモン氏は5日の出勤前に胸痛を感じて病院に行ったところ「急性大動脈解離」と診断された。これは、心臓から出る大動脈の壁に亀裂が入るという危険な疾患で、すぐに受診したことで一命を取り留めた可能性もある。JPモルガンは発表文で、「早期に発見され、手術は成功した」と説明した。

  ダイモン氏(63)は世界の金融業界で最も著名な経営者で、業界の代弁者としての顔も持つ。15年近くにわたり同行トップを務め、金融危機下にも経営のかじ取りを担った。2019年には米銀史上最高益を達成。会長も兼務しており、ここ10年ほどは頻繁に、あと5年は同行の経営に携わるつもりだと冗談を言っていた。

  キャピタル・リンク・インターナショナルのブレット・マクゴネガル氏はダイモン氏について、「米銀行業界を象徴する人物だ」と指摘。エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジェームズ・シャナハン氏は手術が成功しダイモン氏が快方に向かっていると聞いて胸をなで下ろしたと述べ、「ダイモン氏の復帰の準備が整うまでは、JPモルガンは有能な人々の手に委ねられる。同行の控え選手は恐らく北米銀行業界で最も豊富だ」とコメントした。

  ジョンズ・ホプキンス・メディスンによると、手術後の回復に要する期間はばらつきがあるが、通常は1週間の入院を含めて1カ月以上かかるという。

  ダイモン氏は2014年には咽頭がんと診断され、放射線治療と化学療法を受けた。18年の初めにダイモン氏は後継者育成の一環として、ピント、スミス両氏に一部の職務を引き継いでいた。

  JPモルガン株は5日の米株式市場時間外取引で一時1.3%下落した。

Key Interviews at the JPMorgan Global China Summit

ジェイミー・ダイモンCEO

原題:JPMorgan CEO Dimon Sidelined by Emergency Heart Surgery (1)

JPMorgan Says CEO Dimon Had Emergency Heart Surgery(抜粋)

      (関係者の話などを追加し更新します)
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