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JPモルガンは慎重姿勢を撤回、米国株の押し目買いを推奨

  • ストラテジストらは財政・金融政策が奏功すると予想
  • 株式への配分比率引き上げを、債券はアンダーウエート

リスク資産の縮小を助言していたJPモルガン・チェースのストラテジストがここにきて、米国株の押し目買いを投資家に勧めている。新型コロナウイルス感染拡大が経済に打撃を与える中、各国政府や中央銀行の景気対策が奏功するとの見通しが理由。

  マルコ・コラノビッチ氏やニコラオス・パニギルツオグル氏ら同行ストラテジストは顧客向けリポートで、感染拡大とその経済的影響が「リスクの主因だが、市場は過去数週間にこのリスクをかなり織り込んだ」と指摘。「新型ウイルスの広がりが予想よりも深刻であるにもかかわらず、その影響は一時的なものにとどまり、広範な刺激策で緩和されると予想する」との見方を示した。

  株式への資産配分比率はマルチ資産ベンチマークで示された水準より6%高めとするべきだとし、1カ月前の推奨の5%のオーバーウエートから上方修正した。社債のエクスポージャーは縮小すべきだとし、債券のポジションをアンダーウエートに保つ一方、コモディティーには強気を維持した。

  ストラテジストらは「われわれは過去数カ月、力強い相場上昇や新型ウイルスを巡る不確実性を受けてモデルポートフォリオのリスクを縮小してきた。しかし今は、リスク資産のリスク・リターンは上向きに次第に傾いていると見ている」とし、今の後退局面を利用すべきだとした。

  さらに、政府や中銀による景気支援策が年内に状況を立て直すと予想。「当行エコノミストは新型ウイルスを背景に今四半期の成長率見通しを世界的に下方修正したが、流行が収束すれば経済活動の力強い回復を見込む」と付け加えた。

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原題:
JPMorgan Drops Cautious Stance, Urging Buy the Dip in Stocks (1)(抜粋)

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