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ドル・円は反落、株高も新型肺炎巡り米加州非常事態宣言が重しに

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は反落。前日の米国株の急反発を受け、リスクセンチメントの改善からドル買い・円売りが先行したが、新型コロナウイルスを巡る米カリフォルニア州の非常事態宣言が重しとなり、下落に転じた。

  • ドル・円は午後3時20分現在、前日比0.2%安の1ドル=107円35銭。仲値需要の期待もあり、107円74銭まで上げた後107円26銭まで反落
  • クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も弱含みに転換。ユーロ・円は0.2%安の1ユーロ=119円55銭
    ドル・円相場の推移

    市場関係者の見方

    りそな銀行市場トレーディング室クライアントマネージャーの井口慶一氏

    • きのうはコロナウイルスをいったん忘れて米大統領民主党候補選の話で盛り上がったが、カリフォルニアのニュースで再びウイルスに目線が戻されたような雰囲気
    • ドル・円はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の構成見直しの報道など円安方向の材料も出てきているので、円高一辺倒ではないとは思うが、動きづらさがある。まだ予断を許さない展開が続くのだろう

    大和証券金融市場調査部の今泉光雄チーフ為替ストラテジスト

    • コロナウイルス絡みで今後どのようなニュースがでるかが一番の焦点。トランプ政権は米国の感染者は少ないと言っているが、始まったばかりかもしれないので、なかなか手が出ない
    • ドル・円は株が上がればリスクオンで買うが、次の利下げ観測がある中で米債利回りが上がらないとすると、米債を見てやっている人は売るので、リスクオン・オフだけで動けなくなっている

    背景

    • 4日の米国株は大幅反発。米国の新型コロナウイルス対策の緊急歳出法案や民主党大統領指名候補争いでの穏健派バイデン氏の躍進を好感
    • 5日の日本株も上昇。ただ、日経平均株価は前日比で300円近く上げた後伸び悩み、229円高で終了。米株価指数先物はアジア時間に下落
    • カリフォルニア州のニューサム知事は4日、新型ウイルスの拡散で非常事態を宣言。同州では53件の感染例が確認されている
    • 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は4日、世界経済の見通しは「より暗いシナリオ」に移行したと指摘
    • GPIFは月内にも運用資産の構成を見直す方向だと日本経済新聞が報道。市場では国内債券の比率を引き下げ、外国債券の比率を高めるとの観測が出ていると指摘
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