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債券は下落、内外株高受けて売り優勢-30年債入札は無難に通過

更新日時

債券相場は下落。前日の米国市場で長期金利が上昇したことや内外株高を受けて売りが優勢だった。一方、最近の金利低下を受けて警戒感が出ていた30年債入札は無難な結果となり、一時的に買いが優勢になる場面があった。

  • 長期国債先物3月物の終値は前日比24銭安の153円91銭。30年入札結果発表後に水準を切り上げ、8銭高の154円23銭まで上昇したが、取引終了にかけて再び軟化
  • 新発10年債利回りは一時前日比3.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.11%。30年入札結果発表後にはマイナス0.135%まで戻した

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • リスクオン気味だが、米株が急反発したのに比べると他市場はそれほど動いていない
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)の緊急利下げで一定の安心感は醸成できたものの、世界経済への悪影響がこれで解決できるわけではない
  • 日銀がマイナス金利深掘りに踏み切るかどうかは欧州中央銀行(ECB)次第
長期国債先物3月物の日中取引推移

30年債入札

  • 最低落札価格は101円65銭、市場予想101円60銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.65倍と昨年9月以来の低水準、前回は3.73倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は10銭、前回は5銭
  • SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト
    • 30年債入札は無難ないし多少しっかり目の結果に終わり、先物は一時下げ幅を縮小した
  • 備考:日本債券:30年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.250%-0.240%-0.115%0.210%0.340%0.350%
前日比+3.0bp+3.0bp+3.0bp+3.5bp+3.0bp+2.5bp
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