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ウォール街で追加緩和期待強まる、0.5ポイント緊急利下げでも

  • 3月17-18日のFOMCでの追加利下げに備えるトレーダー
  • 0.5ポイント利下げで十分なのかと追加策の有無が焦点-ハーベイ氏

米連邦公開市場委員会(FOMC)は3日に緊急利下げに踏み切ったが、トレーダーは追加策を求めている。

  新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響に対応するためFOMCが政策金利の0.5ポイント引き下げを決めた後も、市場では追加緩和観測が高まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で当局の考えを説明したが、トレーダーは3月17ー18日の会合での追加利下げに備えており、年末までにさらに0.5ポイントの利下げが実施されるとの見方を強めた。

Rates traders positioned for another half-point of cuts by year-end

  主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の共同声明に続いてFOMCは利下げに踏み切ったが、市場のムードはあまり変化しなかった。米国債市場は一時的に売られた後、金利が再び低下。10年国債利回りは過去最低を付けた。

  コロンビア・スレッドニードルのポートフォリオマネジャー、ジーン・タヌッツォ氏は、「残念ながら、これで新型コロナウイルス感染者の具合が良くなるわけではない。企業にとっても、借り入れコストは問題ではなかった」と指摘。インフレ期待の低下が当局に行動を促した可能性があると付け加えた。

  次回FOMCまでにあまり時間はなく緊急利下げの効果が見えてこないとみられるため、結果的に追加利下げ期待が高まっているようだ。マネックス・ヨーロッパの通貨ストラテジスト、サイモン・ハーベイ氏は「今の問題は、単独での0.5ポイント利下げが世界の成長をトレンドに戻すのに十分かどうかという点と、実際の会合でさらなる刺激策が発表されるかどうかだ」と述べた。

原題:
Wall Street Snubs Fed’s Rate Cut With Bets on More to Come(抜粋)

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