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3月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円が全面高、ドル下落-米が0.5ポイント緊急利下げ

  3日のニューヨーク外国為替市場では円が全面高、ドルが幅広い通貨に対し下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は新型コロナウイルスの経済への影響に対処するため、0.5ポイントの緊急利下げに踏み切った。カナダ銀行(中央銀行)が4日に利下げを発表すると見込まれており、カナダ・ドルは米ドルに対し下落した。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下
    • 一時は0.6%下げ、主な移動平均線(50日、100日、200日)の全てを下回った
    • この日の利下げ後も、先物市場は引き続き年内の追加利下げを織り込んでいる
    • パウエルFRB議長は記者会見で、利下げは見通しが大きく変化したことが背景だと説明、より正式な協調行動も今後あり得ると述べた
    • 主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁は3日の共同声明で、新型ウイルスの感染拡大と市場や経済状況に与える影響を緊密に監視しているとした上で、「すべての適切な政策手段を用いるとのコミットメントを再確認する」と表明
    • オーストラリア準備銀行(中銀)も利下げを実施。政策金利を過去最低の0.5%とした
  • ニューヨーク時間午後4時51分現在、ドルは対円で1.1%安の1ドル=107円14銭
    • 一時は1.3%安の106円93銭と、10月以来の安値を付けた
    • 米10年債利回りの過去最低更新や株安を背景に、円は日中高値に上昇
  • ユーロはドルに対して0.4%高の1ユーロ=1.1178ドル
    • 米利下げ発表後には1.1212ドルと、2カ月ぶり高値に達した

原題:Yen Gains Broadly, Dollar Loses After Fed Rate Cut: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が大幅反落、10年債利回り初の1%割れ 

  3日の米株式相場は大幅反落。米金融当局が緊急利下げに踏み切ったものの、新型コロナウイルスの経済的な影響に対応するには不十分との見方から売りが膨らんだ。一方、米国債相場は大幅高となった。

  • 米国株は大幅反落、利下げは不十分との見方
  • 米国債は上昇、10年債利回り1%割れ
  • NY原油は続伸、減産勧告で買い
  • NY金は大幅続伸、緊急利下げを受け

  S&P500種株価指数は過去9営業日で8日目の下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で、米経済は引き続き強いとしながらも、ウイルス感染拡大は経済活動を「当面」圧迫するとの見通しを示した。

  米2年債利回りは0.70%に低下、10年債利回りは初めて1%を割り込んだ。株式市場では銀行株の下げが目立った。

  ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「50bpの利下げで状況が変わるかどうか、答えは難しい」と語る。「現在のように需給ショックがある状況では、米金融当局の利下げは効果が弱い傾向がある」と述べた。

  S&P500種指数は前日比2.8%安の3003.37。ダウ工業株30種平均は785.91ドル(2.9%)下げて25917.41ドル。ナスダック総合指数は3%安。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは16.8bp低下の0.997%。

  MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「臨時会合で通常より大幅な利下げに踏み切ったことで、米金融当局者はパニックに陥っているように見える。先週の株式市場のようだ」と指摘。「あれほど積極的になる必要はなかった。パウエル議長は経済全体よりも金融市場の方に反応し続けており、それは間違っているというのがわれわれの見解だ。まだリセッション(景気後退)に陥っていないが、この日の行動でそれが回避できるわけでもない」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とその他主要産油国で構成する「OPECプラス」の共同技術委員会(JTC)は、新型ウイルス感染拡大による需要減に対応するため、今月の会合で一段と大幅な減産を検討するよう石油担当相らに勧告した。これを材料に買いが入った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は43セント(0.9%)高の1バレル=47.18ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は4セント(0.1%未満)高い51.86ドル。

  ニューヨーク金先物相場は大幅続伸。2営業日としてはほぼ4年ぶりの大幅高。米金融当局が緊急利下げに踏み切ったことから、金利を付与しない金の相対的な価値が上がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は49.60ドル(3.1%)高の1オンス=1644.40ドル。

原題:U.S. Stocks Tumble After Powell Virus Warning: Markets Wrap(抜粋)

Oil Clinches Gain After OPEC+ Committee Recommends Supply Cut

Gold Jumps With Fed Cut Seen Paving Way for Other Central Banks

◎欧州債:イタリアなど周辺国債が上昇、FOMCの緊急利下げに反応

  3日の欧州債市場では周辺国債が上昇。FOMCによる50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の緊急利下げに伴い、市場ではECBの緩和策や信用環境の改善に対する見方が強まった。

  • イタリア、ギリシャ債など周辺国債が上昇。イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは13bp縮小して162bpとなった
  • ドイツ債は小幅高。一時は値上がりする場面もあった
  • 英国債はブルスティープ化。英中銀による利下げ観測が強まった。短期金融市場が織り込む英中銀の利下げは3月に31bpと、前日の25bpから拡大した
  • ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.64%、英10年債利回りは3bp下げて0.38%、イタリア10年債利回りは15bp下げて0.98%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:BTPs Lead Peripheral Gains After Fed Rate Cut; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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