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きょうの国内市況(3月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、ウイルスへの協調対策期待が後退-輸出中心全業種安い

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  東京株式相場は大幅反落。新型ウイルスによる景気悪化を食い止めるため世界規模で金融政策が打たれるとの見方が後退した。為替相場も円高に振れ、機械や電機、自動車など輸出関連株が相場を押し下げた。

  • TOPIXの終値は前日比20.75ポイント(1.4%)安の1505.12
  • 日経平均株価は同261円35銭(1.2%)安の2万1082円73銭

  東海東京調査センターの庵原浩樹シニアマーケットアナリストは「新型ウイルスの感染拡大は続いており、リスク回避の状況は変わっていない」と話した。日本株は景気敏感色が強いため「米国株のような勢いはない」と言う。

  • 東証1部33業種では証券・商品先物取引、機械、小売、鉄鋼、ゴム製品が下落率上位

●債券は下げ幅縮小、協調策期待後退でリスク回避-10年入札結果重し

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  債券相場は下げ幅を縮小する展開。この日に実施された10年国債入札は弱い結果となり、一段と売られる場面があったものの、新型ウイルスによる景気悪化を食い止める金融政策が世界規模で打たれるとの観測が後退して株式相場が下落に転じたことが下支えした。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.09%に上昇。午後はマイナス0.12%まで上昇幅を縮小
  • 長期国債先物3月物の終値は12銭安の153円76銭。10年入札結果の発表後に50銭安の153円38銭まで下げたが、日本株の下げに連れて一時10銭安まで戻した

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 主要7カ国(G7)財務相・中銀総裁は電話会議を控えて協調政策が期待されていったん金融市場の混乱に歯止めが掛かっていたが、当然、新型ウイルス問題がすぐに解決するわけではない
  • しばらくは様子を見て行かざるを得ず、金利が大きく上がる展開は見込めない
  • ある程度まで相場が下がれば、押し目買いが入りやすい

10年債入札

  • 最低落札価格は101円84銭、市場予想101円97銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.20倍と2016年8月以来の低水準、前回3.63倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は14銭、前回2銭
  • JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長
    • 日本銀行の利下げが確定しているわけでもなく、利下げもスティープ(傾斜)化策とセットになる可能性があり、マイナス0.1%以下で積極的に買う動きがあまり見当たらなかったのだろう

●ドル・円は反落、G7協調行動への期待がはく落-利下げ後に豪ドル反発

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  東京外国為替市場のドル・円相場は反落。新型コロナウイルスへの対応を巡って海外時間に主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の電話会議を控える中、声明草案は協調利下げや政府支出は求めていないと報じられ、株安・円高となった。豪ドルは反発。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利下げ発表後、買い戻しが強まった。 

  • ドル・円は午後3時22分現在、前日比0.5%安の1ドル=107円75銭。朝方に108円54銭と2日につけた高値(108円58銭)付近まで強含んだ後、107円66銭まで下落
  • オーストラリア・ドルは対ドルで0.1%高の1豪ドル=0.6545ドル。利下げ期待から0.4%下げていたが、豪中銀の発表後には一時0.4%高の0.6566ドルまで上昇

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 具体的な協調利下げは難しいと思われていたが、G7では協調利下げや財政の話には踏み込まないとのニュースが先に出たため、米株先物も下げてドル・円も下落
  • もっとも、米国も50bp(ベーシスポイント)程度の利下げはもう織り込まれている状態で、それぞれの国で景気支援のための緩和はやってくるだろう
  • FRB(米連邦準備制度理事会)の強い緩和示唆により株はある程度支えられてくるため、株の上昇がドル・円を上に引っ張る力はある。一方で、米利下げ観測で米金利が下がりドル売りの流れになっており、ドル・円の上値も抑えられる
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