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ボーイング、生産停止の737MAXで大きな賭け-機械工ら大量採用

  • MAX生産再開時に十分な従業員を確保できないことを幹部は懸念
  • 運航停止や再稼働の見通しが楽観的過ぎればコストは膨らむ一方に

ボーイング737MAXの生産を1月に停止する前の数週間、同社幹部は最後の機体がシアトル近郊の工場から送り出された時点でほとんど仕事がなくなる全ての従業員を精査した。

  そこで出された結論は意外なものだった。問題となるのは数カ月間も仕事のない機械工が多過ぎることではなく、むしろ少な過ぎることだった。

  確かにそうした従業員を雇用しておくことはコスト面で負担となるが、MAXの生産再開時に十分な従業員を確保できないことの方が幹部にとっては懸念材料だった。  

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ボーイング製造施設内の737MAX9(ワシントン州レントン)

写真家:デビッド・ライダー・システム /ブルームバーグ

  ボーイングは昨年12月13日、製造拠点で機械工および組み立てライン担当の従業員を新たに115人迎え入れた。さらに122人が1月10日、143人がその翌週に加わった。同月に退社した機械工はわずか31人。同社最大の労働組合IAMディストリクト751によると、こうした従業員の採用は約730人に達しており、ほぼ全てが純増となる。

  これは大きな賭けだ。ボーイング幹部は年央ごろまでにMAXの運航停止が解除されると予想し、現時点で数カ月以内の工場再稼働を計画している。しかし、これまでと同様に見通しが楽観的過ぎれば、コストは膨らむ一方となる。MAX生産停止以降も同社が給料を払い続けている組み立てライン担当の従業員は3000人に上る。

Boeing Halts 737 Max Output To Save Cash During Grounding

シアトルのキング郡国際空港近くの駐機場で待機するボーイング737MAX(12月17日)

写真家:デビッド・ライダー・システム /ブルームバーグ

原題:
Boeing Goes on Hiring Spree in High-Stakes Gamble on 737 Max(抜粋)

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