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ソフトバンクGの孫社長、投資継続に強い意欲-ウォール街で会合

更新日時
  • 最近の相場下落は割安となった企業に投資する好機だと指摘
  • 英アームはソフトバンクGにとって効果的な投資と強調
孫正義社長

孫正義社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソフトバンクグループは2日、投資戦略への懐疑的な見方に直面する中、今こそ投資の時だというメッセージをウォール街に伝えた。

  創業者の孫正義社長はニューヨークで開かれた非公開の会合で、集まったファンドマネジャーや金融機関関係者に対し、最近の相場下落で株価が割安となっている企業には投資の好機が訪れていると指摘。ソフトバンクGは勝ち組を選別する良い位置にあると付け加えた。出席した複数の関係者が明らかにした。

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孫正義社長

  スマートフォン向け半導体の大半に採用される基本技術を手掛ける英アームについては、損失に厳しい目が向けられているものの、ソフトバンクGにとって効果的な投資だと強調したという。

  ソフトバンクGはここ1カ月、アクティビスト(物言う投資家)として知られるヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントの要求への対応に取り組んでいる。エリオットはソフトバンクG株を30億ドル(約3250億円)近く取得し、「ビジョン・ファンド」の監督強化、保有株の売却、株売却資金を活用した自社株買いなどによる株価てこ入れを求めている。

  2日の会合はゴールドマン・サックス・グループが主催。ソフトバンクGの広報担当はコメントを控えた。

  孫氏は同会合で、社外取締役や株主の声に「もっと耳を傾ける」ようにすると約束。筆頭株主である自身は誰よりも株価上昇を望んでいると述べた。ソフトバンクGの株式時価総額は約1000億ドルと、同社が適正と考える水準の半分にも満たない。

  同氏はまた、当初予定より規模を縮小したビジョン・ファンド2号の計画を前進させる方針を同会合であらためて示した。一方、シェアオフィス事業を手掛けるウィーワークの株式取得に過大な金額を支払ったことに後悔の念を示した上で、親会社ウィーの今後1-3年について「大いに期待するよう」参加者に語った。

  これまで配車サービスの分野などで行っていたような競合各社に重ねて投資する手法は取らなくする可能性も示唆した。

  さらに、人工知能(AI)が全ての産業に革命をもたらすとする投資テーマを引き続き確信していると述べ、「情報革命」をけん引する金融や医療、輸送分野の企業の支援を続ける考えを表明した。

原題:
SoftBank Founder Tells Wall Street He’s Eager to Keep Investing(抜粋)

(孫氏の発言を追加して更新します)
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