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米利下げ観測が急速に高まる、LIBORは2008年危機以来の大幅低下

  • 市場は3月の0.5ポイント超利下げを織り込みつつある
  • 7月末までに1ポイントに近い引き下げが見込まれる

金融市場では米金融当局が今月0.5ポイントの利下げを実施することが織り込まれつつあり、7月末まででは約1ポイントの利下げが織り込まれている。

  米緩和観測は2日に急速に高まり、3カ月物のドル建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は2008年以来の大幅低下となった。世界各国・地域の金融政策当局が新型コロナウイルスの脅威を踏まえ、金融市場安定化に向け必要に応じて行動すると示唆したことが背景にある。米2年債利回りは2016年以来の水準に低下し、このままいけば前営業日比ベースで約10年ぶりの大幅低下となる。

  マネックス・ヨーロッパの外為ストラテジスト、サイモン・ハーベイ氏は「先進国の金融商品や資産は市場の混乱を受けて、先週は支援措置を必死に訴えていた。口先介入では効き目がない」と指摘。「そのため、市場は中銀に最後通告をしている状況だ。緩和を開始しなければ、不用意に金融状況を引き締め、ウイルスを要因に一段と深刻な景気縮小を招くと主張している」と述べた。

Three-month dollar Libor plunged on Monday

  3カ月物LIBORは2日、20.9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.25375%と、2017年6月以来の低水準となった。前営業日比の低下幅として08年12月以来の大きさ。

  フェデラルファンド(FF)金利先物の動向によると、米政策金利は今月末までに1.04%付近になると織り込まれている。これは現在のFF実効レートを約54bp下回る。2月28日に織り込まれていた利下げ幅をさらに17bp上回るものだ。7月の予想レートを示唆する8月限は、現行水準を1ポイント近く下回っている。

原題:
Surging Fed-Cut Bets Spur Biggest Libor Drop Since 2008 Crisis(抜粋)

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