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中国のデータ信頼できるか-経済立て直し圧力で地方が駆られる誘惑

  • 工場生産ないのに機械だけ動かし電力消費増やす動きも-関係者
  • 浙江省では少なくとも3都市が地元の工場に目標を提示-関係者

新型コロナウイルス感染拡大で工場閉鎖などを迫られた中国では、経済立て直しで圧力を受ける地方当局がお決まりの誘惑に駆られている。数値を指導部が望む水準に改善させるデータいじりだ。

  東部の工業中心地である浙江省では電力消費目標という形でこうした現象が見受けられる。事情に詳しい関係者によれば、少なくとも3都市が地元の工場に目標を提示した。電力消費データで生産持ち直しを示すためだ。このため、一部の企業は工場で実際の生産がないにもかかわらず機械を動かしているという。

  地元紙の台州日報は2月29日、電力消費の目標を達成しても経済成長を確実にするものではないと主張し、電力消費にこだわる地元当局を批判する論説を1面に掲載した。ウェブサイト上に掲載されていたこの論説はしかし、翌日までに見ることができなくなった。

  みずほ銀行の経済・戦略責任者ビシュヌ・バラサン氏(シンガポール在勤)は「エコノミストや投資家らが利用する補足的なバロメーターでさえ、不正確と見なされ、最終的に信用されなくなることを意味する」と指摘した。

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Demand Still Low

Use of coal at power plants gradually rising but still lower than normal

Source: China Coal Transport & Distribution Association, showing daily coal consumption for 6 major coastal power groups

  浙江省政府に電力消費目標について、2月29日にオンラインでコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

原題:
China’s Push to Jump-Start Economy Revives Worries of Fake Data(抜粋)

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