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日銀が4年ぶり国債買い現先、異例オペでも札割れ寸前に

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日本銀行は2日、国債買い現先オペを4年ぶりに実施した。売り戻しを条件に一定の期間資金を供給する異例のオペだったが、応札額は予定額を少し上回った程度にとどまった。

  日銀がこの日に実施した3日スタートで、16日に期日を迎える5000億円規模の国債買い現先オペでは、金融機関から5710億円の応札にとどまり、応札倍率は1.14倍だった。同オペの実施は2016年3月以来。通常は午前9時半に通知されるが、今回は10時ちょうどと異例の時間だった。

  東短リサーチの久保田和明研究員は、同オペの結果について、「さほど資金を取り急ぐ状況ではないという感じはする」とし、「今回のオペは新型肺炎問題に対応して日銀が資金を潤沢に供給するメッセージ」だと指摘。「今後も共通担保オペなどの対応が続くか注目」と述べた。

  日銀の黒田東彦総裁は同オペの通知に先立ち、緊急談話を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針を示した。黒田総裁の談話などを受けて、株式相場は反発し、外国為替市場では円高が一服した。債券市場では長期金利が4カ月ぶり低水準を付けた後、マイナス0.14%まで上昇した。  

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