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ゴールドマン、月内0.5ポイントの米利下げ予想-他中銀と協調も

更新日時
  • 3月のFOMC前の利下げ-年前半は計1ポイント利下げへ
  • ECBや英国、カナダ、オーストラリアの中銀も緩和へ

ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは米連邦準備制度が今月、政策金利を0.5ポイント引き下げると予想し、他国・地域の中央銀行との協調行動の可能性もあると指摘した。

  新型コロナウイルスが米経済に与えるリスクの高まりを受け、ゴールドマンのエコノミストが米金融政策見通しを修正するのは過去3日で2回目。2月28日時点では3月17、18両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイント利下げがあると予想していたが、同FOMCを待たずに行動することもあり得るとの見方を示した。

  ヤン・ハッチウス氏が率いる同行エコノミストらは1日の顧客向けリポートで、「少なくともタイミングの面でリスクは下向きだ」と指摘。 「具体的には、今後数週間に見込まれる緩和が早ければ向こう1週間に各国と協調した形で実施される可能性は十分にあると考える」と付け加えた。

Stocks, Treasury yields have plunged on concerns stemming from coronavirus

  ゴールドマンの見通し変化の背景には、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が2月28日の声明で当局が米経済支援で「適切に行動する」考えを示したことや、29日発表の2月の中国製造業購買部担当者指数(PMI)が過去最低に落ち込んだことがある。

  エコノミストらは「28日のパウエル議長の声明は、世界の中銀当局者が新型ウイルス感染による下振れリスクを極めて注視していることを示唆するものだ。協調行動の効果の方が、各中銀による行動の効果の合計よりも大きいと当局は受け止めていると考えられる」と述べた。 

  各国中銀はリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻を引き金とした世界的な金融危機で2008年10月に協調行動に踏み切って以来、一斉利下げは実施していない。

  ゴールドマンは米金融当局による年前半の利下げ幅予想を計1ポイントと、2月28日時点の予想の0.75ポイントから修正した。

  他の中銀についてはカナダが計1ポイント、英国とオーストラリアは0.5ポイント、欧州中央銀行(ECB)は0.1ポイントの利下げを予想した。

原題:Goldman Sees 50 bps Fed Cut in March, Coordination Possible (1) (抜粋)

(年前半の利下げ幅見通しや他国・地域の中銀の見通しを追加します)
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