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米緊急利下げ観測浮上、ウイルス悪化なら-3月利下げは織り込み済み

短期金融市場のトレーダーは、新型コロナウイルス感染拡大がさらにずっと悪化すれば、米金融当局が緊急利下げを余儀なくされる可能性があると考え始めている。

  この臆測が米国債利回りを過去最低まで押し下げた。トレーダーらは3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での0.25ポイント以上の利下げを織り込んでいる。6月にも利下げが想定されている。前回の米緊急利下げは2008年。

米国債5年物利回り1%割れ、2年物も-2016年以来の低水準

Deep Cut

Traders are starting to price in an emergency interest-rate cut

Source: Bloomberg

  UBSグループの金利ストラテジスト、ジョン・レイス氏(ロンドン在勤)は、「明らかに、緊急利下げの可能性は増しつつある。センチメント悪化、原油安、株式相場の動き、世界のサプライチェーンに対するリスクなど、多くの理由がある」とした上で、「他の大半の中央銀行と異なり、米当局には幾らかの行動余地がある」と述べた。

  スタンダードチャータードは、米当局が緊急利下げをするか、あるいは3月に0.5ポイントの利下げをする可能性もあるとみている。

  米金利ストラテジストのジョン・デービーズ氏は、「市場が緊急利下げの可能性を一定程度織り込むのは理にかなっているかと聞かれれば、答えはイエスだ」と述べた。

原題:Traders Speculate on Fed’s First Emergency Cut Since 2008 (1)(抜粋)

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