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【米国株・国債・商品】S&P500種、週間で11%安-原油45ドル割れ

更新日時

28日の米株式相場は下落し、S&P500種株価指数は週間ベースの下げが金融危機以来の大きさとなった。一方で逃避需要から米国債や円といった安全資産は大きく上昇した。

  • 米国株は下落、S&P500種は週間で11%安
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.15%
  • NY原油は大幅安、1バレル=45ドル割り込む
  • NY金は急落、他資産の損失穴埋めで換金売り

  S&P500種は週間で11%安。ダウ工業株30種平均も今週急落し、28日は昨年6月以来の安値となった。米株式市場では、時価総額にして3兆ドル近くが吹き飛んだ。28日は米国債が急伸。10年債と30年債の利回りは過去最低を更新した。原油は急落し、1バレル=45ドルを割り込んだ。

  サントラストのチーフ市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏はリポートで「投資家は、考えるのは後回しにしてまず株を売っている」と指摘。「純粋な手じまいの兆しが見られる。『いかなる代償を払ってでも抜け出したい』というムードが大勢のようだ。新型コロナウイルスが世界経済の重しになり続けることに疑いの余地はほとんどなく、米国も影響から免れることはない。分からないことは多い。ただ、米経済の基本シナリオがリセッション(景気後退)だと考えるのも時期尚早だ」と記した。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は午後に声明を発表。「米経済のファンダメンタルズは依然強い」としつつ、「経済活動に対する新型コロナウイルスのリスクは変質しつつある。金融当局は今後の展開と経済見通しへの影響を注視している。われわれは経済を支えるための手段を活用し、適切に行動する」と表明した。

  S&P500種指数は前日比0.8%安の2954.22。ダウ平均は357.28ドル(1.4%)下げて25409.36ドル。両指数とも7営業日続落となった。ナスダック総合指数はほぼ変わらず。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.15%。30年債利回りは8bp下げて1.68%

  ニューヨーク原油先物相場は大幅安。6営業日続落となった。週間ベースでは金融危機以来の大きな下げ。新型ウイルスを巡る懸念で世界の市場が打撃を受ける中、原油も大きく売られている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は2.33ドル(5%)安の1バレル=44.76ドル。週間では16%下げ、2008年12月以来で最大の下落率。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.66ドル(3.2%)安い50.52ドル。

  ニューヨーク金先物相場は急落。他の資産クラスで被った損失を穴埋めするための換金売りが出た。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は75.80ドル(4.6%)安の1オンス=1566.70ドル。

原題:U.S. Stocks Tumble 11% in Worst Week Since Crisis: Markets Wrap(抜粋)

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