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ウイルス封じ込めの優等生シンガポールに注目集まる-日韓とは対照的

  • 感染症例96件を報告しているシンガポールだが、死者はいない
  • 「個人的自由よりコミュニティーと社会のニーズを重視」との分析も

新型コロナウイルスの感染拡大が欧州や中東、米国で加速しつつある一方で、封じ込めに成功しているように見える国がアジアにある。シンガポールだ。

  感染症例96件を報告しているシンガポールだが、死者はいない。感染ペースも鈍化しつつあり、世界的に注目されている。

  一流の医療制度や極めて厳しい追跡・封じ込め措置、人口もそれほど多くなく、国民が政府の包括的な指示をおおむね受け入れるというシンガポールの特性が組み合わさり、ウイルス対策が有効に働いている公算が大きい。

  世界では今や症例数が8万3000件に達し、死者も2800人を突破。新型ウイルスと闘いながら、シンガポールのような環境づくりのできる国はほとんどない。

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シンガポールのマリーナベイ、散歩する人もほとんどいない(2月18日)

フォトグラファー:Roslan Rahman / AFP via Getty Images

  シンガポールでの感染例はまだ徐々に増えてはいるが、もはや感染が始まった中国を除く最悪の国ではなくなった。韓国では感染例が1週間で30倍以上に増え、イタリアでは少なくとも400件が確認され欧州での感染拡大の中心地となった。イランの感染例・死者数が警戒すべきペースで増えている。

  スローンケタリング記念がんセンター(ニューヨーク)の感染病管理専門家ケント・セプコウィッツ氏は「個人的な自由よりコミュニティーと社会のニーズを重視する意向が強いようだ。このことが公衆衛生危機で役立っている」と話した。

断固たる対応

  中国および韓国の一部に最近渡航したことのある全員の入国を最初に制限し始めた国の一つがシンガポールだ。感染した可能性がある患者を病院と自宅で厳格に隔離するやり方を定めるとともに、そうした人々と接触した可能性のある人も広範に追跡している。

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シンガポールのチャンギ空港での体温チェック(2月17日)

PhotographerZ:Roslan Rahman / AFP via Getty Images

  シンガポールはまた、渡航履歴を虚偽申告したカップルを摘発、隔離措置に違反した男性の在留資格を剥奪するなどの罰則も科している。

  シャンムガム法相は声明で、ルール違反者に対し「強い行動を取ることをためらわない」と表明。「今の状況では、意図的なルール破りは即時かつ断固たる対応につながる」と指摘した。

  シンガポールの一貫した強硬な姿勢は、同じように中国に近い他の国々とは対照的だ。感染例と死者数が増え続けている日本と韓国はいずれも、ウイルス拡散の封じ込め措置が緩く遅いと批判されている。 

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シンガポール航空のジャカルタ発シンガポール行きの便、空席が目立つ(2月18日)

フォトグラファー:ゲッティイメージズによるゴーチャイヒン/ AFP

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事前録画されたミサの映像を自宅で見るキリスト教徒(2月23日)

写真家:キャサリン・ライ/ AFP、ゲッティイメージズ経由

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原題:Singapore Emerges as Litmus Test for Coronavirus Containment (1)(抜粋)

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