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債券は上昇、株安や日銀オペ結果受け-海外勢が先物買いとの見方も

更新日時

債券相場は上昇。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒から日本株が大幅安となったことに加え、日本銀行が実施した国債買い入れオペ結果も買い材料となった。海外投資家が相場の上昇期待から先物買いを入れているとの見方も出ている。

  • 新発10年債利回りは一時、前日比2ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.115%と昨年11月以来の低水準
  • 新発5年債利回りはマイナス0.215%に低下した一方、新発30年債や新発40年債は小幅上昇し、利回り曲線はスティープ(傾斜)化
  • 長期国債先物3月物の終値は29銭高の153円66銭。一時153円77銭まで上昇し、中心限月ベースで昨年11月上旬以来の高値を付けた

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 日銀の残存5-10年の買いオペ結果が予想より良かったことが好感された
  • 先物が上値抵抗線だった153円を上抜けして上昇トレンドに乗ったことを背景に、海外勢が商品取引顧問業者(CTA)と同じ手法で、一定ペースでたんたんと先物を買っている
  • 海外勢の先物ポジションは現在6000枚(1枚=1億円)程度のロングで、通常は2万から3万枚積み上げる傾向があるため、上昇トレンドはかなり続く可能性
長期国債先物3月物の日中取引推移

国債買い入れオペ

  • 対象は1年超5年以下と5年超10年以下で、買い入れ額はいずれも据え置き
  • 応札倍率は残存1-3年が前回から低下した一方、3ー5年と5ー10年は上昇。落札レートは5ー10年が実勢より低い強い結果
  • 野村証の中島氏
    • 現物の残存7年程度に相当する先物は5-10年の落札レートが予想より低かったことを好感
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.215%-0.110%0.210%0.345%0.365%
前日比-1.0bp-1.5bp-1.5bp-0.5bp+0.5bp+0.5bp
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