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キョーリンとキヤノン株が逆行高、迅速ウイルス検査機器の需要見込む

東証1部銘柄の9割近くが下落する中、キョーリン製薬ホールディングスキヤノンの株価が逆行して高い。短時間でウイルス検査ができる機器の需要増加を見込む買いが先行した。

  26日の日本株市場でキョーリン株は一時前日比5.4%高の2179円と反発し、キヤノン株も2.4%高の2789円まで上げた。

  25日夜のNHK報道によると、同日の衆院予算委員会の分科会で、経済産業省の担当者が産業技術総合研究所が開発した技術を活用した機器で新たにコロナウイルスの検出が可能になった、と説明した。4ー6時間かかっている検査時間を15分程度まで大幅に短縮が可能で、同省は厚生労働省と連携して来月にも現場での実用化を目指すという。

  同報道の映像資料で紹介された機器は、杏林製薬のマイクロ流路型遺伝子定量装置「GeneSoC(ジーンソック)」。キョーリンの発表資料によると、昨年11月に発売を開始したジーンソックは5-15分程度で試料中のターゲット遺伝子を同定できるとしている。

  一方、キヤノン子会社のキヤノンメディカルシステムズは25日、新型コロナウイルス感染症の診断法開発研究に参画し、迅速診断キットの開発を開始したと発表した。同社は、2015年のエボラ出血熱や18年のジカウイルスなど検査キット、検出試薬で実用化実績がある。

  また、キヤノンは25日、発行済み株式総数の1.8%相当、金額で500億円を上限に自社株買いを行うとも発表。取得期間は26日から5月27日としている。

Japanese Shares Rise on Encouraging U.S. Data

株式市場で新型コロナウイルスの迅速検査期待広がる

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

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