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米国株が急落、CDCが注意喚起-国債は上昇

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25日の米国株式相場は連日の大幅安。S&P500種株価指数はほぼ12週ぶりの安値となった。国債利回りは一時、過去最低を付けた。経済成長にとって極めて重要な世界のサプライチェーンに、新型コロナウイルスが打撃を与えるとの懸念が強まった。

  • 米国株は急落、S&P500はほぼ12週ぶり安値-ダウ平均は879ドル安
  • 米国債は上昇-10年債利回りは一時過去最低付ける
  • NY原油は下落、米国での新型ウイルス流行への懸念強まる
  • NY金は9営業日ぶりに値下がり、1オンス=1650.00ドル

  S&P500種は4営業日続落となり、下落率は7.6%に達した。この日は米疾病対策センター(CDC)が国民に対し、国内での新型コロナウイルス流行に備えるよう注意喚起。これに反応し、相場は下げを拡大した。新型ウイルスの感染はイタリアやイラン、日本など各国・地域で拡大しており、利益への悪影響を見込む企業も増えている。S&P500種の業種別11指数は全て下落。特にエネルギーや素材、金融で下げが目立った。

  安全資産を求める動きが強まり、米国債市場で10年債利回りは一時、過去最低となる1.3055%に低下した。

  S&P500種株価指数は前日比3%安の3128.21。ダウ工業株30種平均は879.44ドル(3.2%)下げて27081.36ドル。ナスダック総合指数は2.8%下落。米10年債利回りはニューヨーク時間午後4時55分現在、2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.35%。

  ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメント(運用資産280億ドル)のポートフォリオマネジャー、ジウェイ・レン氏は「市場はGDP(国内総生産)の顕著な減速と、企業利益に10%の影響が及ぶことを織り込みつつある」とし、「感染拡大のひどさがどの程度のものになるか誰にも分からないため、経済を予想するのは困難だ」と述べた。

  また米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、金融当局者は新型コロナウイルスの感染拡大を注視しているが、それが見通しの大幅な変更につながるか判断するのは「依然として時期尚早だ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続落。米国内で新型ウイルスの感染が拡大するとの懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は1.53ドル(3%)安い1バレル=49.90ドルと、約2週間ぶり安値。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.35ドル下げて54.95ドル。

  ニューヨーク金先物相場は9営業日ぶりに下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は26.60ドル(1.6%)安の1オンス=1650.00ドル。

原題:U.S. Stocks Plunge, Bonds Surge After CDC Warning: Markets Wrap(抜粋)

Oil Dives After CDC Warns of Impending Virus Outbreak in U.S.

(市場関係者のコメントなど追加し、更新します)
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