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カタストロフィー債が示唆、新型ウイルスのパンデミックは近い

世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスがまだパンデミック(世界的大流行)にはなっていないとしているが、このような惨事のリスクを証券化した大災害(カタストロフィー)債券(CAT債)は、すでにパンデミックの段階に入っている可能性があることを示唆している。

  パンデミックに備える資金を貧困国向けに調達するため、世界銀行が2017年に発行したCAT債は、額面を最大40%下回る価格で取引されている。同債券を保有する投資家が明らかにした。イランやイタリアといった諸国でのウイルス感染拡大が背景にあるという。

  同CAT債のトランシェ2本のうち、総額9500万ドル(約105億円)相当のリスクが高いトランシェは、額面1ドル当たり60-70セントで売買されるだろうと、同投資家は匿名を条件に話した。2億2500万ドル相当の比較的安全なトランシェは、額面価格をわずかに下回る水準だという。

  これは発行以来の最安値水準ではない。コンゴ共和国で昨年エボラ出血熱が流行した際には、40セントまで下げた。

 

原題:
Catastrophe Bonds Signal Coronavirus Nearing Pandemic Status(抜粋)

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