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Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

ブラックロックの国内初100%日本国債ETF、きょう上場

Pedestrians cross an intersection at dusk in the Shibuya district of Tokyo.
Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

米資産運用会社ブラックロックが設定する日本国債のみで構成される上場投資信託(ETF)がきょうから東京証券取引所に登場する。日本国債の安全性とETFの利便性を兼ね備えたポートフォリオのリスク分散ツールとして提供する。

  東証に上場する「iシェアーズ・コア日本国債ETF」は、FTSE日本国債インデックス連動型。2019年12月末時点で同インデックスのデュレーション(残存期間)は11.46年で、構成銘柄数は259銘柄となっている。

  ブラックロック・ジャパンの越前谷道平ETF事業部門ETF事業部長は、「リスク資産に対する安全資産としての役割が期待される中で、日本国債はグローバルの分散ポートフォリオに欠かせない中核資産になっている。100%日本国債にすることで、リスク資産に対するバッファーの役割を果たしやすい」と説明。「259銘柄に分散された日本国債ポートフォリオを低コストで取引できる投資しやすいETFという形にした」と話した。

FTSE日本国債インデックスのパフォーマンス

  越前谷氏は、「世界的にETF市場が拡大する中で、銀行や運用会社、保険会社、年金基金など幅広い投資家による債券ETFの活用が広がりをみせている」と指摘。その上で、「投資家が債券ポートフォリオを構築できるような商品拡充を目指している」と語った。

  同ETFは、日本銀行の保有分を除いた国債が投資対象となるため、短長期金利が対象のイールドカーブコントロール(YCC)の影響を比較的受けない超長期債の構成比率が高くなる見通し。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミストは、「今まで機関投資家のマネーが基本的な国債のメインのフローだったが、それ以外のリテール(個人投資家)の需要が増えることになる」とし、超長期ゾーンの過度なフラット化を抑制したい日銀としてはかなり苦しい状況になる可能性もあるとみる。

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