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新型ウイルスはリスクだが、辛抱強い政策運営適切-メスター総裁

更新日時
  • 「現在の政策スタンスは適切というのが私の見解だ」
  • インフレ目標達成に向け追加利下げでなく将来の利上げ先送りを支持

米クリーブランド連銀のメスター総裁は24日、新型コロナウイルスの感染拡大が米経済にとって脅威になっているが、金融政策の変更を正当化するものではまだないと語った。

  メスター総裁はワシントンで全米企業エコノミスト協会(NABE)が主催した会議で講演した。講演テキストによれば、同総裁は「現時点で経済的影響の規模を評価することは難しい」としながらも、「私の予測に対する下振れリスクとしてそれを組み込んだ」と明らかにした。総裁の予測は約2%の経済成長と健全な消費、企業投資の一定の回復を見込んでいる。

  同総裁は、成長見通しが潜在的成長ペースに近く、雇用情勢が堅調で、インフレ率が当局の2%目標から遠くない点を考えれば、「現在の政策スタンスは適切というのが私の見解だ」と説明。50年ぶりの低失業率に支えられた個人消費を原動力に米経済の健全な成長が続くとの見通しを示した。

  次回の連邦公開市場委員会(FOMC)は3月17、18日に開催される。今年のFOMCで投票権を持つメスター総裁は、数年にわたり目標に届いていないインフレ率を2%に政策担当者が確実に戻していくことが重要だとし、そのためには追加利下げではなく将来の利上げ先送りを支持する考えを明らかにした。

原題:Fed’s Mester Says Virus Is Risk But Policy Patience Appropriate(抜粋)

(メスター総裁の見解を追加して更新します)
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