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G20、新型肺炎で世界経済の懸念共有-IMFは中国経済予測引き下げ

  • 2020年の中国経済見通しは5.6%、0.4ポイント下方修正-IMF
  • 中銀や政府の対策余地乏しく-低金利や高水準の財政赤字で

新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への脅威が当初想定よりも大きくなるとの懸念が広がる中、サウジアラビアの首都リヤドで22日開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は感染拡大に伴うリスクを巡り議論した。

  国際通貨基金(IMF)は2020年の中国経済成長の基本シナリオについて、1月時点から0.4ポイント引き下げ5.6%とした。世界経済の成長率は0.1ポイント下がるという。

  IMFのゲオルギエワ専務理事はリヤドで、新型ウイルスの感染拡大が一段と長引き、世界に広がるというより厳しいシナリオも検討していると述べた。

  ブルームバーグ・エコノミクスのチーフエコノミスト、トム・オーリック氏(ワシントン在勤)は「成長率が今後も鈍れば、G20にとって主な課題は各国が連携して対応できるかどうかになる」と指摘。一方で、「ナショナリズムの再燃や貿易対立、限られた政策余地を考えると、共通の目的を達成するのは難しいかもしれない」とコメントした。

  ゲオルギエワ専務理事は「同時、あるいはさらに好ましい協調的な措置」が必要となる可能性を示唆しているが、すでに低い金利や高水準の財政赤字を踏まえると中央銀行や政府の対策余地が乏しいことが各国の政策当局にとってジレンマだ。

原題:
G-20 Finance Chiefs Fret Over Virus Threat to Global Economy (3)(抜粋)

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