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厚労省、クルーズ船下船の23人で検査漏れ-新型コロナウイルス

更新日時
  • 2週間の自室内待機始めた5日より前の検体検査で下船
  • 新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を使用-厚労相
Passengers Disembark Diamond Princess Cruise Ship After Quarantine Ends
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images AsiaPac
Passengers Disembark Diamond Princess Cruise Ship After Quarantine Ends
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images AsiaPac

加藤勝信厚生労働相は22日夜の記者会見で、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からすでに下船した乗客のうち、23人について検査漏れがあったことを明らかにした。

  23人は19日、20日に下船したが、検体は感染防止のため2週間の自室内待機を始めた今月5日よりも前に採取したもので、その後は検査していなかった。19人が日本人、4人が外国籍。厚労省は今後、再検査を実施する。

  加藤厚労相は「私どものオペレーションのミスでこうした事態を招いてしまったことを深く反省するとともに、こうしたミスが二度と起きないように徹底していきたい」と述べた。

  また、船内で業務にあたっている厚労省職員41人のウイルス検査も実施する計画。すでに下船している職員は25人、残る16人は乗船して活動している。職員は症状の有無に関わらず、下船後2週間は自宅勤務とする。 

  クルーズ船の乗客ですでに帰国した外国人のうち、25人が帰国後に陽性と判明したことも分かった。内訳は米国で18人、オーストラリアで6人、イスラエルで1人。

  一方、加藤厚労相は患者に対して、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を使用していく考えも示した。ウイルスを増殖させる酵素を阻害し、新型コロナウイルスに効く可能性があるという。

  治療効果を分析するなどの観察研究の一環として1つの医療機関で22日から投与を始めた。参加する医療機関を順次拡大していく方針。エボラ出血熱の治療薬である「レムデシビル」についても、今月中に新型コロナウイルス感染者への投与を始める予定という。 

(会見で大臣発言や発表の詳細を追加しました)
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