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Photographer: JOHANNES EISELE/AFP

米国株が大幅安、ウイルス懸念再燃で逃避の動き

A sign reading "Wall Street" is pictured in front of New York Stock Exchange (NYSE) on January 13, 2020 in New York City. (Photo by Johannes EISELE / AFP) (Photo by JOHANNES EISELE/AFP via Getty Images)
Photographer: JOHANNES EISELE/AFP

21日の米金融市場では株が大幅安となった一方、金は大きく上昇。国債利回りは低下した。新型コロナウイルスの感染が中国以外で拡大する中、経済への影響を巡る懸念が再燃した。

  • 米国株は大幅安、ウイルス懸念が再燃-テクノロジー安い
  • 米国債は上昇、30年債利回りは過去最低に低下
  • NY原油は下落、ウイルス感染拡大で影響を懸念
  • NY金は7営業日続伸、ウイルス懸念で逃避需要

  この日は特にテクノロジー株が大きく売られ、ナスダック100指数は2%近く下落。S&P500種株価指数は週間でも下落した。米国債市場では30年債利回りが過去最低に低下。朝方発表された米企業活動の指数は、2013年以降初めて縮小圏に低下。新型ウイルス流行でサプライチェーンが打撃を受け、企業が発注を控えたことが影響した。

Yield on 30-year Treasury bond drops to record low

  MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「投資家は突如として不安に駆られ、出口に殺到している」と指摘。「国債利回りと株価は再び同方向の動きとなった。今年の経済見通しは多くが考えていたほど良好ではないと、市場はみているようだ」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%安の3337.75。ダウ工業株30種平均は227.57ドル(0.8%)下げて28992.41ドル。ナスダック総合指数は1.8%下落。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.48%。30年債利回りは4bp下げて1.92%。

  ニューヨーク原油先物相場は下落。新型ウイルスの感染例が中国以外でも増えており、経済への影響に対する懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は50セント(0.9%)安い1バレル=53.38ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は81セント安の58.50ドル。

  ニューヨーク金先物相場は7営業日続伸。新型ウイルスの流行が世界の成長に悪影響を与えるとの懸念が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は28.30ドル高い1オンス=1648.80ドルで終了。中心限月の終値としては2013年2月半ば以来の高値。

原題:Stocks Post Weekly Decline Amid Hunt for Safety: Markets Wrap(抜粋)

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