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きょうの国内市況(2月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株は全面安、ウイルス感染拡大でリスク回避-東証1部の99%下落

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  東京株式相場は大幅に下落し、TOPIXと日経平均株価の下落率は2018年12月以来の大きさとなった。新型コロナウイルスの感染が欧米や中東を含めてさらに広がり、世界経済への影響が不安視された。輸送用機器など輸出関連、鉄鋼など素材、医薬品中心に東証1部銘柄の99%が値下がり。

  • TOPIXの終値は前営業日比55.74ポイント(3.3%)安の1618.26-昨年10月11日以来の安値
  • 日経平均株価は同781円33銭(3.3%)安の2万2605円41銭-昨年10月21日以来の安値

〈きょうのポイント〉

  • 中国以外でも新型ウイルス感染拡大-WHOはパンデミック準備訴え
  • 24日の米国株は急落、ダウは1000ドル超下落
  • 米10年債利回りは急低下、一時1.35%と16年7月の過去最低に接近
  • 2月の米IHSマークイット総合PMIは3.7ポイント低下し49.6-13年以降で初めて活動縮小示す
  • 中国人民銀、金融政策の柔軟性維持-ウイルス対策で新たな措置も検討
  • アジア時間25日の米株価指数先物は大幅高

  りそな銀行信託財産運用部の黒瀬浩一チーフ・ストラテジストは「日本、韓国、イタリアで感染が拡大し、どこまでグローバルに広がるかという新型ウイルスで2度目のリスクオフ局面」と述べた。

●債券は大幅上昇、リスク回避の買いで先物は4年ぶり上昇幅

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  債券相場は大幅上昇。先物は4年ぶりの大幅高となったほか、長期金利は2019年11月以来の低水準を付けた。新型コロナウイルスの影響拡大への懸念から米長期金利が大きく低下し、内外の株価が急落したことを受けてリスク回避の買い圧力が強まった。

  • 長期国債先物3月物の終値は前週末比58銭高の153円48銭。ブルームバーグによると、上げ幅は2016年以来の大きさ。一時153円51銭と中心限月ベースで昨年11月以来の水準まで上昇
  • 新発10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.105%と昨年11月以来の低水準

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 先物が上値抵抗線だった153円30銭を抜けてきたことで、投資家が買い戻しを余儀なくされている
  • 昨日の米市場でも中期債が強く、相対的に中期ゾーンの妙味が増していることも買い材料
  • オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は今後2年で1回の日銀利下げを織り込んでおり、利下げヘッジで中期債を買う動きが強まると中期主導でブルフラット化が加速しやすくなる

国債買い入れオペ

  • 対象は残存1年以下、10-25年、25年超、物価連動債で、買い入れ額はいずれも前回オペから据え置き
  • 残存10-25年、25年超の応札倍率は前回から低下し、売り圧力の弱まりが示された

●ドル・円小幅高、米株先物反発で円高巻き戻し-感染拡大で111円台重い

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅上昇。米株価指数先物が反発し、日本株が下げ渋る中、海外市場で進んだ円高を巻き戻す動きが先行した。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の下押し懸念が強く、1ドル=111円台は重かった。

  • ドル・円は午後3時26分現在、前日比0.1%高の110円85銭で一時111円04銭まで上昇。前日の海外市場では世界的な株安を背景に一時110円33銭まで1%超下落
  • 円は主要通貨全てに対して弱含み。前日の全面高から一転
  • ユーロ・ドルはほぼ横ばいの1ユーロ=1.0854ドル

市場関係者の見方

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • 夜間での日経平均先物の下げからみれば想定したほどの株安ではないとの受け止めで、日本株安を見越した円買いが少し逆流しているのではないか。米株先物も戻しており、きのうの株安は少し行き過ぎとの評価
  • ドル・円の110円30銭台は19日に抜ける以前かなり強い上値抵抗線として意識されていた水準。とりあえず固そうなので、いったん反転しているが、111円台に乗ってくると今の局面では戻り売りが出そう
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