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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本株は小反落、ウイルス拡大による影響懸念-電機やサービス安い

更新日時
  • 新型ウイルスは韓国などでも感染拡大、米は日本に「渡航注意」情報
  • ドル・円相場は1ドル=112円付近、昨年4月以来の円安水準
Employees work at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Friday, Dec. 28, 2018. Japanese shares fell, with the Topix index capping its worst annual performance since 2011, in a year that saw U.S.-China trade tensions deal a heavy blow to investor sentiment.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

21日の東京株式市場は3日ぶりに小幅反落。新型ウイルスの感染拡大による景気や業績の不透明感から、電機や精密機器、サービスが安い。情報・通信や輸送用機器は高い。

  • TOPIXの終値は前日比0.48ポイント(0.03%)安の1674.00
  • 日経平均株価は92円41銭(0.4%)安の2万3386円74銭

〈きょうのポイント〉

  アセットマネジメントOne運用本部調査グループの村上尚己シニアエコノミストは「消費増税で景気が落ち込んだ後に新型肺炎の影響が出て日本の景気は相当深刻だ」と指摘。リーマン・ショック後や東日本大震災の時のように景気悪化時に円高になるという最悪の状況は避けられているものの、「ドル・円の動きが米金利と全く違うことは、日本に対する懸念との思惑もあり得る」と述べた。

  TOPIXと日経平均は小安く始まった後にいったん上昇に転じたものの、じりじりと売り圧力に押し戻された。みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「新型インフルは地域的な広がりをみせている。これから業績予想の下方修正は必至だ」とみる。そうした中で「ドルや金など安全性が高いところにマネーが向かっている。海外勢が日本株ETFから資金を引き揚げるなど日本売りの様相を呈している」と語った。

Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange

東証

  倉持氏は「昨年からの景気減速局面で企業は設備投資を控えており、新型ウイルスがダメ押しする1-3月期は景気サイクルのボトム色が強まる可能性がある」と分析。その上で、ウイルスの影響がなくなるとみられる「4-6月期後半から7-9月期は回復が強まる。下値を積極的に売りづらい」と話していた。

小反落
  • 東証33業種ではパルプ・紙やサービス、電機、精密機器、食料品、海運が下落
  • 保険や情報・通信、輸送用機器、医薬品、銀行は上昇
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