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【米国株】ハイテク中心に株反落、ウイルス懸念

更新日時

20日の米株式相場は反落。新型コロナウイルスの感染拡大で、企業業績に大きな打撃が及ぶとの懸念が広がった。逃避先資産が買われ、金は7年ぶり高値となった。

  • 米国株は反落、ハイテク安い-自動車や不動産は高い
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.52%
  • NY原油先物は続伸、ほぼ4週ぶり高値-米輸出拡大
  • NY金先物は続伸、7年ぶり高値-ウイルス不安で逃避需要

  マイクロソフトやアップルなどテクノロジー大手を中心に株価は下落。日本でクルーズ船から下船した感染者2人が死亡したほか、韓国で初の死者が確認されたことが背景。北京で感染が拡大しているとの現地報道も影響した。個別銘柄では、バイアコムCBSが大幅下落。売上高が予想を下回った。モルガン・スタンレーも安い。同社はディスカウントブローカーのEトレード・ファイナンシャルを130億ドル(約1兆4600億円)で買収することで合意した。一方で自動車株や不動産銘柄は上昇し、S&P500種株価指数は午後に入って下げ幅を縮小した。

  S&P500種は前日比0.4%安の3373.23。ダウ工業株30種平均は128.05ドル(0.4%)下げて29219.98ドル。ナスダック総合指数は0.7%下落。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.52%。

  市場センチメントは20日になって悲観に転じた。株価は前日に最高値を更新していた。ウイルス感染は中国本土外へ拡大し続けている。予想を下回る企業決算も悲観が強まる要因となった。ゴールドマン・サックス・グループのピーター・オッペンハイマー世界株式チーフストラテジストは、株式相場が短期的に調整する可能性は高そうだとの見方を示した。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ ザカレリ最高投資責任者(CIO)は「大口のプレーヤーらがウイルス感染拡大による下振れリスクに対してヘッジを進めている可能性がある」と指摘。「加えて、調整が入る可能性は高いというゴールドマンの予想もあり、市場は神経質になっている」と述べた。

Safe haven demand sends gold, U.S. dollar to fresh highs

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。ほぼ4週間ぶりの高値を付けた。米エネルギー情報局(EIA)の統計で、米原油輸出の急増と、市場予想を大きく下回る在庫拡大ペースが示された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は49セント(0.9%)高の1バレル=53.78ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は19セント高の59.31ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸し、7年ぶり高値に達した。新型ウイルスの経済的影響を巡る懸念を背景に、逃避先資産の需要が高まったほか、年内の米金融緩和観測も強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.5%高の1オンス=1620.50ドルで終了。

原題:Tech Leads Stock Slide on Virus Fears; Gold Gains: Markets Wrap(抜粋)

Oil Rises to Highest in Almost 4 Weeks on Booming U.S Exports(抜粋)

Gold Climbs to Seven-Year High as Virus Spurs Hunt for Havens(抜粋)

(相場を更新し、第4-5段落を追加します)
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