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バリュー株に望み捨てず、上昇が遅れているだけ-JPモルガン

  • バリュー株の出遅れは新型ウイルス感染拡大も一因-コラノビッチ氏
  • パッシブ投資や社会的責任ファンドの人気も現状に拍車掛けている

JPモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏のお気に入りの取引であるバリュー株投資は、これまでのところ奏功していない。しかし同氏はあきらめるつもりはない。

   ラッセル1000指数構成銘柄中のバリュー株の年初来上昇率は1%未満と、グロース株を8ポイント下回っている。コラノビッチ氏はバリュー株のパフォーマンスがもっと早くに改善すると予想していた。

  コラノビッチ氏はこの状況について、中国の新型コロナウイルス感染拡大が一因だと分析。この傾向にさらに拍車を掛けているのは、勝ち組銘柄に投資する傾向があるパッシブファンドや、社会的責任を重視するファンドの人気が高まっていることだとも指摘した。

JPMorgan's Kolanovic says value stocks will shine once virus is contained

  コラノビッチ氏はそれでも、モメンタム株と低ボラティリティー株からバリュー株へのローテーションが進むとの見方の根拠は強まっていると考える。モメンタム株や低ボラティリティー株などのバリュエーションは、同氏に言わせれば「ファクター・バブル」の状態に達しているからだ。

  コラノビッチ氏は顧客向けリポートで「循環・バリュー資産が1-3月(第1四半期)に上昇するというわれわれの予想は、新型ウイルスの感染拡大で後ずれした」とした上で、「現在のバブルは崩壊する可能性が高いことを投資家に警告する」と用心を促した。

原題:
Kolanovic Says Value Rotation Only Delayed Amid ‘Factor Bubble’(抜粋)

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