コンテンツにスキップする

JPモルガンの日本株ETFから大規模な資金流出-欧州ETFは好調

  • 日本株ETFはこのままいけば2月は18年6月以降で最大の流出に
  • 一方、欧州株ETFは昨年4月以来の大規模な資金流入となる見込み
JAPAN-STOCKS
Photographer: BEHROUZ MEHRI/AFP
JAPAN-STOCKS
Photographer: BEHROUZ MEHRI/AFP

日本の経済状況が厳しさを増すように見える中、日本株に連動する人気の上場投資信託(ETF)が打撃を受けている。

  ブルームバーグの集計データによると、「JPモルガン・ベータビルダーズ・ジャパンETF(BBJP)」は、このままいけば月間ベースで2018年6月の取引開始以降で最大の資金流出となる。今月これまでの流出額は8億5000万ドル(約950億円)超に上る。

  一方、欧州株に連動する「JPモルガン・ベータビルダーズ・ヨーロッパETF(BBEU )」は、このままいけば月間ベースで昨年4月以来の大規模な資金流入となる。 

JPMorgan Japan ETF set for worst month of outflows on record

  こうした資金の流れを直接結び付けることは難しいが、JPモルガンは両ETFの最大の保有者だ。18日だけでもBBJPから2億7000万ドル近くが流出した。昨年末時点で少なくともこの金額に相当する口数を保有していた唯一の投資家はJPモルガンだけだ。

  これらETFの資産の大部分がJPモルガンの自己資金であることを踏まえると、「JPモルガンが日本株から欧州株へのローテーションを進めたいと考えている公算が大きい」とブルームバーグ・インテリジェンスのエリック・バルシュナス氏が指摘した。

  JPモルガンの広報は、今回の資金の流れに同行が関わっていたかについてコメントを控えた。

  CFRAリサーチのETF調査担当ディレクター、トッド・ローゼンブラス氏(ニューヨーク在勤)は「日本は2四半期連続のマイナス成長となる可能性があるほか、観光業が新型コロナウイルスを巡る懸念に直面しているが、欧州など他の先進国市場に対するセンチメントは一段と力強くなっている」と分析した。

原題:JPMorgan’s Japan ETF Bleeds Cash, While Europe Fund Thrives (1) (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE