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IMF、世界経済が持ち直すとの予測据え置き-ウイルスの脅威は留意

This photo taken on February 17, 2020 shows a man (L) who has displayed mild symptoms of the COVID-19 coronavirus using a laptop at an exhibition centre converted into a hospital in Wuhan in China's central Hubei province.
This photo taken on February 17, 2020 shows a man (L) who has displayed mild symptoms of the COVID-19 coronavirus using a laptop at an exhibition centre converted into a hospital in Wuhan in China's central Hubei province. Source: STR/AFP via Getty Images

国際通貨基金(IMF)は世界経済の成長について、底入れの段階にあるもようとの見方を繰り返す一方、新型コロナウイルスなどのリスク要因が見通しに影を落としていると注意を促した。

  IMFは19日公表したサーベイランス(政策監視)リポートで、「世界経済の活動は昨年の著しい減速を経て、2020年に緩やかに上向くと予想される」と指摘。「金融および財政面での政策措置は経済活動の支援で機能し、その結果、より深刻な景気悪化を回避できた」と説明した。

  「見通しに対するリスクは引き続き下方向が支配的」で、新型ウイルスの感染拡大や貿易面の緊張再燃で経済が回復路線を外れる恐れがあるとも指摘。新型肺炎の流行は「生産の停止や、感染地域での交通制限などを通じ、中国の経済活動を混乱させている」とした。

  IMFは20年の世界経済が3.3%で成長し、前年の2.9%成長から改善するとして、1月時点の予想を据え置いた。中国の短期的見通しは新型ウイルスの感染拡大を封じ込められるかどうかに大きく左右され、2000年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行といった過去の例のように、混乱期の後に成長加速期が訪れ、遅れを取り戻すかもしれないとリポートで説明した。

  最新リポートは、サウジアラビアの首都リヤドで22、23両日開催される20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議に先立ち公表された。

原題:
IMF Still Sees Global Growth Rebound Despite Threat From Virus(抜粋)

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