コンテンツにスキップする

日本株は続落、新型ウイルス感染拡大やGDP下振れ-内外需広く売り

更新日時
  • 国内で新型インフル感染者がさらに増加、NTTはテレワーク実施へ
  • 昨年10-12月の日本のGDPは6.3%減、5四半期ぶりマイナス成長
Traders work inside the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

17日の東京株式相場は続落。新型ウイルスによる経済や企業活動への影響懸念が強い中、国内総生産(GDP)が予想以上に落ち込み売り圧力が強まった。陸運やサービスなど内需が売られ、電機や精密機器など輸出関連も下げた。

  • TOPIXの終値は前日比15.10ポイント(0.9%)安の1687.77-昨年12月25日以来の6営業日続落
  • 日経平均株価は同164円35銭(0.7%)安の2万3523円24銭-3日続落

〈きょうのポイント〉

  • 新型コロナウイルスの感染が17日、さらに拡大

    • NTTはグループ各社にテレワーク求める
  • 中国の新型ウイルス感染、計7万件超える
  • 昨年10-12月期国内総生産(GDP)は前期比年率6.3%減、減少率は予想以上
Shoppers in Ginza As Japan's GDP Set for Biggest Hit Since 2014 Ahead of Virus

マスクをして銀座を歩く人々(15日)

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジストは、GDPで「日本経済の足元が悪いということが強く認識された」と述べた。1-3月期に影響しかねない新型肺炎は「今はフェーズが変わり、人混みにいて感染するかもしれず、悪影響が消費に出るとの懸念がある」と言う。

  先週末に米S&P500種株価指数が最高値を付けたのに対して日本株は下落、ファンダメンタルズの違いが明暗を分けた。1月に発表されていた米国のGDPは市場予想を上回った一方、消費増税後の日本のGDPは大きく下回った。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは、グローバル投資家は中国に近いアジアのウエートを下げて欧米株に資金をシフトさせる傾向があると指摘。「アジアの中で新型ウイルス感染者数が中国の次に多い日本」の株式に対する投資マインドは一段と委縮する公算があるとみる。

  日経平均は取引開始後間もなく1.5%安となったものの、中国の政策期待などが支えとなり徐々に下げ幅を縮小した。中国の劉昆財政相は16日に追加刺激策の実施を表明、17日は中国人民銀行(中央銀行)が中期貸出制度(MLF)経由で市中銀行に資金を供給した。中国上海総合指数は大幅高となっている。

昨年12月以来の6日続落
  • 東証33業種では空運、食料品、陸運、サービス、精密機器、医薬品が下落率上位
  • ゴム製品は上昇
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE