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米中の対立、新型コロナウイルス感染拡大防止策にも影響及ぼす恐れ

  • ウイルス対策で中国が米専門家の協力を認めるのかに不透明感
  • 「全て政治に結び付けられているというのが直感」-CFR黄延中氏

世界保健機関(WHO)が計画する中国への専門家チーム派遣を巡り、米国は国際チームに自国の専門家が加わることを中国は認めないだろうと話す一方で、中国は米国の協力を歓迎すると表明している。米中両国の不信が新型コロナウイルス感染の防止策を損ねる恐れがある。

  米外交問題評議会(CFR)の黄延中シニアフェロー(グローバルヘルス)は「全て政治に結び付けられているというのが私の直感だ」と話し、「そのために純粋な公衆衛生協力が困難になっている」と指摘する。

  トランプ米政権の高官は、中国による新型ウイルス感染拡大の対応への批判を強めている。ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長は13日、「われわれは中国がより高い透明性を示すと思ったが、そうではないようだ」とし、「米国は国連WHOとこの問題に対応することに前向きだが、そうはならないだろう。背景に何があるのかは分からない」と述べた。

  中国外務省の耿爽報道官は14日、中国は「オープンかつ透明性ある、非常に信頼のおけるやり方」で国際社会と連携を取っていると述べ、中国当局は米国側とも定期的に連絡を取り、新型ウイルスに関して情報交換していると説明した。同報道官は北京で、「中国とWHOによる合同チームへの国外からの参加を歓迎する。これには米国の専門家も含まれている」と述べた。

  一方、WHOによればまだ何も決定していない。在中国のWHO当局者ティーナ・ネリー氏は電子メールで、「専門家合同チームの構成やプログラムについての確認をまだ待っている段階だ」と述べた。

原題:U.S.-China Bickering Threatens to Hobble World’s Virus Fight(抜粋)

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