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債券は下落、需給悪化に警戒感-景気の先行き不透明感で下値は限定的

債券相場は下落。来週実施予定の利付国債入札と日本銀行の長期国債買い入れオペを巡る需給悪化の懸念が重しとなった。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響懸念が根強く、相場の下値は限定的となった。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.03%で推移
  • 長期国債先物3月物終値は8銭安の152円49銭。一時は152円43銭まで下落

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 新型肺炎問題で基本的にリスクオフムードだが、債券市場では来週の需給要因に目が向いている
  • 日銀のオペが21日まで入らないことで、需給の緩みが嫌気されて短期的な調整圧力が掛かった
  • ただ、新型肺炎の影響が中国の経済指標に出始めると、再びリスクオフが進む可能性があり、相場が押したところは買われやすい面がある

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.66倍と、前回の同年限入札の2.97倍から低下
  • 最大利回り格差は0.005%、平均利回り格差は0.003%
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • 入札結果は無難程度にとどまり、少なくとも需給の引き締まりを示す内容ではなかった
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

背景

  • 来週は18日に5年利付国債、20日に20年利付国債の入札が予定されている
  • 日銀は21日に残存期間1年超5年以下と5年超10年以下などを対象に買い入れオペを実施
  • 新型ウイルス、国内で渡航歴ない患者が相次ぎ判明-初の死者も

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.130%-0.030%0.255%0.380%0.405%
前日比+0.5bp+0.5bp+0.5bp横ばい-0.5bp-0.5bp

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