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英の新財務相、ゴールドマンとTCI出身-与党内で次期首相との声も

  • アクティビストファンドとして有名なTCIのパートナーも務めた
  • スナク氏には、シティーが「トランプ型刺激策」と呼ぶ政策に期待も

ジャビド英財務相の突然の辞任という予想外の展開を受け、欧州連合(EU)離脱後最初の予算案公表まで1カ月を切るタイミングで、リシ・スナク氏が新財務相に起用された。

  米ゴールドマン・サックス・グループの元バンカーという経歴を持つ下院議員のスナク氏は、与党保守党系のコンサーバティブホームのウェブサイトで、「次期首相」との声が挙がるなど、期待の星と目される政治家だ。昨年7月から財務省ナンバー2の首席政務官を務めていた。

  1970年以降で最も在任期間が短い財務相となったジャビド氏はタカ派的と受け止められたが、保守党政権の長年の緊縮路線を経て、スナク氏にはシティー(ロンドンの金融街)が「トランプ型の刺激策」と呼ぶ政策も期待される。

  ジャビド氏が2016年の国民投票で残留を訴えるキャンペーンに加わったのに対し、離脱支持のスナク氏は、新たな貿易協定の締結や規制の改善、EUの国庫補助ルールの順守義務がなくなることなど、EU離脱の5つの利益を強調する論説を2017年に共同で執筆した。

  資産家クリストファー・ホーン氏が設立し、アクティビスト(物言う投資家)ファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント」として日本でも知られたヘッジファンド運営会社TCIファンド・マネジメントでも、スナク氏は経営幹部のパートナーを務めた。

  

原題:New U.K. Chancellor of Exchequer Is an Ex-Goldman Sachs Man (2)(抜粋)

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