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欧州経済停滞は今年も続く、新型ウイルス流行で見通し悪化も-欧州委

  • ウイルス流行は「主要な下押しリスク」-四半期経済見通しで警告
  • ユーロ圏経済成長予測は1.2%で維持、インフレ予想を若干上方修正

欧州経済の停滞は今年も続く見込みで、新型コロナウイルス流行が見通しをさらに悪化させる可能性があると、欧州連合(EU)の欧州委員会が四半期経済見通しで警鐘を鳴らした。

  米中の合意が世界の貿易と製造業の回復に期待を抱かせてから1カ月、中国で1000人以上の死者を出し同国の生産能力を直撃している新型ウイルスが世界を新たな危機に陥れた。欧州委はウイルス流行が「主要な下押しリスク」との認識を示した。

Subdued Growth

The euro-area economy is predicted to expand 1.2% this year

Source: European Commission Winter Forecast

Note: Map shows 2020 GDP projection

  欧州委は「幾つかの下振れリスクが薄れた一方で、新しいリスクが浮上した」とし、全体としてバランスは「下方向に傾いている」と分析した。

  欧州委は2020年のユーロ圏経済成長率が19年と同じ「抑えられた」ペースにとどまるとして1.2%の予想を維持した。インフレ率は今年が1.3%、21年が1.4%と予想。11月時点に比べて若干上方修正したものの、欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%弱にはまだ遠い。

  ただ、ウイルス流行は1-3月(第1四半期)中にピークを迎え「世界的な影響は比較的限られる」とみている。ユーロ圏経済は引き続き「安定した軌道上にある」との見方を示した。

原題:
Europe’s Recovery from Manufacturing Slump Hit by Coronavirus(抜粋)

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